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はる【張る】
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はる【張る】
[2][0]:[0]
[一](自五)
(一)〈(どこ・なにニ)―〉一点から伸びた物の先が、陣を取るように広がる。
「△根(つる・クモの巣)が―」
(二)〈(どこ・なにニ)―〉液体の表面をおおうように、ある厚さの物が一面に出来る。
「暖めた牛乳に膜が―/薄皮が―/氷が―」
(三)充実し過ぎて、△堪えられない(扱いにくい)状態になる。
「乳が―〔=たまり過ぎて、痛みを感じる〕/腹が―〔=ふくれる〕/肩が―〔=(a)凝る。(b)肩幅が広くて、いかつく感じる〕/気が―〔=緊張△する(し過ぎて、負担を感じる)〕/荷が―〔=重過ぎる〕/値が―〔=高過ぎる〕/欲が―〔=強い状態だ〕」
[二](他五)
(一)〈(どこ・なにニ)なにヲ―〉先を伸ばし、陣を取るように広げる。
「根を―/勢力を―〔=伸ばし広げる〕」
(二)〈(どこ・なにニ)なにヲ―〉〔布や網などを〕一定面積にわたってしわやへこみの無いように伸ばし広げたり糸・ひも・綱や針金などを一直線に伸ばし渡したりする。
「クモが巣を―/綱を―〔=横綱になる意にも用いられる〕/水を―〔=(a)たたえる。(b)一面に与える〕/△タイル(レッテル)を―/切手を―〔=のりでくっつける〕」
(三)〈(どこ・なにニ)なにヲ―〉相手につけ入るすきを与えないような構えを取る。
「胸を―〔=突き出して、△悪びれない(誇らしい)態度をとる〕/△肩(ひじ)を―〔=いからす〕/陣を―〔=構えて、敵襲に備える〕/論陣を―〔=堂堂たる言論をもって相手と渡り合う〕/向こうを―〔=相手に負けまいと対抗する〕/女を―〔=(a)手に入れようとして争う。(b)勝手な事をさせないように、見張る〕/からだを―〔=自分を犠牲にするつもりで、何かに打ち込む〕/千円―〔=賭カける〕/我ガを―〔=わがままをどこまでも押し通す〕/見えを―〔=どこまでも、よく見せようと努める〕/意地を―〔=貫く〕/欲を―〔=普通以上に出す〕/逃げを―〔=どこまでも逃げようとする(態度をとり続ける)〕」
(四)〈(どこ・なにニ)なにヲ―〉何かを迎え入れるために、必要な構えをとる。
「店を―〔=設けて、客を待つ〕/宴を―〔=宴会をして、もてなす〕」
(五)〈なにヲ―〉平手で打つ。
「横っつらを―」
[表記][二](二)の付着の場合は、「〈貼る」とも書く。

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