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おの【斧】🔗🔉

おの【斧】 木を切ったり割ったりする道具。刃のついた厚い鉄片に柄をつけたもの。→まさかり

おの【小野】🔗🔉

おの【小野】 (1)京都市山科区小野。勧修寺・小栗栖の一帯をいう。小野小町の伝説が多く,真言宗小野流の本山随心院には小町宅跡がある。 (2)京都市左京区八瀬・大原の一帯,旧小野郷をいう。「伊勢物語」第 83 段,「源氏物語」夕霧と手習の巻以降の舞台。 (3)滋賀県彦根市鳥居本町の古名。旧宿駅。 (4)兵庫県中南部,加古川中流域の市。算盤(そろばん)と家庭用刃物の生産で有名。播州高野(こうや)で知られた真言宗の浄土寺がある。

おのあしるい【斧足類】🔗🔉

おのあしるい【斧足類】 軟体動物門の一綱。からだは左右相称で,左右 2 枚の同形の貝殻をもつ。腹側中央部に斧形の筋肉質の運動器官をもつ。雌雄異体で卵生。砂泥中にすむ。二枚貝類。ふそく類。弁鰓(べんさい)類。双殻類。

おのあずさ【小野梓】🔗🔉

おのあずさ【小野梓】 (1852-1886) 法学者・政治家。高知県生まれ。号,東洋。大隈重信の立憲改進党に参加。東京専門学校(現,早大)創立に参画。著「国憲汎論」など。

おのえきくごろう【尾上菊五郎】🔗🔉

おのえきくごろう【尾上菊五郎】 歌舞伎俳優。屋号,音羽(おとわ)屋。 (1)(初世)(1717-1783) 宝暦・明和期に活躍した名優。京都の人。初め若衆方・女方で評判を得,のち立役となった。 (2)(3 世)(1784-1849) 初世の高弟尾上松緑の養子。文化・文政期に活躍した。江戸の人。生世話(きぜわ)狂言・怪談狂言を得意とした。 (3)(5 世)(1844-1903) 3 世の孫。団・菊・左と並称される明治時代の代表的な名優。前名,13 世市村羽左衛門。家の芸として新古演劇十種を制定。 (4)(6 世)(1885-1949) 5 世の長男。通称六代目。大正から昭和にかけて活躍。初世中村吉右衛門と菊吉(市村座)時代を形成。1930 年,日本俳優学校を創設。

おのえさいしゅう【尾上柴舟】🔗🔉

おのえさいしゅう【尾上柴舟】 (1876-1957) 歌人・国文学者・書家。岡山県生まれ。東大卒。歌集「静夜」「永日」「日記の端より」,歌論「短歌滅亡私論」など。

おのえしょうろく【尾上松緑】🔗🔉

おのえしょうろく【尾上松緑】 (2 世)(1913-1989) 歌舞伎俳優。東京生まれ。7 世松本幸四郎の三男。6 世菊五郎の芸風を継承し優れた芸を示した。

おのえばいこう【尾上梅幸】🔗🔉

おのえばいこう【尾上梅幸】 (6 世)(1870-1934) 歌舞伎俳優。屋号音羽(おとわ)屋。明治から大正にかけて活躍した。5 世菊五郎の養子。前名,栄三郎。

おのえまつすけ【尾上松助】🔗🔉

おのえまつすけ【尾上松助】 歌舞伎俳優。屋号音羽(おとわ)屋。 (1)(初世)(1744-1815) 文化年間に活躍。大坂の人。1755 年江戸に出て初世尾上菊五郎の門に入り,4 世鶴屋(つるや)南北の作品を演じて評判をとり,怪談狂言の祖といわれる。のち松緑と改名。 (2)(4 世)(1843-1928) 5 世菊五郎の門人。明治から大正にかけて,世話物の名脇役として活躍。

おのえまつのすけ【尾上松之助】🔗🔉

おのえまつのすけ【尾上松之助】 (1875-1926) 映画俳優。岡山県生まれ。歌舞伎・講談から取材した英雄像多数を,大正期の無声時代劇に展開。「目玉の松ちゃん」の愛称で親しまれた。

おのえらん【尾上蘭】🔗🔉

おのえらん【尾上蘭】 ラン科の多年草。山地に自生。草丈 10〜15cm。夏,頂部に径約 1cm の鐘状の白花を開く。

おのおの【各・各々】🔗🔉

おのおの【各・各々】 ひとりひとり。めいめい。各自。「―一つずつ持つ」

おのおれ【斧折】🔗🔉

おのおれ【斧折】 カバノキ科の落葉高木。山中に生じ,高さ 17m に達する。材は非常に堅く,器具や細工物に用いる。オノオレカンバ。オンノレ。アズサミネバリ。ミネバリ。

おのが【己が】🔗🔉

おのが【己が】 (連語) 私の。自分の。「―務めを果たす」「―耳を疑う」

おのがじし【己が自】🔗🔉

おのがじし【己が自】 (副) めいめいに。それぞれに。

おのがどう【小野鵞堂】🔗🔉

おのがどう【小野鵞堂】 (1862-1922) 書家。静岡県生まれ。上代様の書道を分かりやすい姿に再現,鵞堂流を完成。書道教育に貢献した。

おのがわきさぶろう【小野川喜三郎】🔗🔉

おのがわきさぶろう【小野川喜三郎】 (1758-1806) 江戸後期の力士。第 5 代横綱。近江大津の人。本姓,川村。谷風・雷電などの好敵手として活躍。

おのこ【男子】🔗🔉

おのこ【男子】 (1)成年の男子。おとこ。 (2)男の子。男児。

おのこざん【小野湖山】🔗🔉

おのこざん【小野湖山】 (1814-1910) 幕末・明治期の儒者・漢詩人。近江の人。三河吉田藩儒臣。安政の大獄に連座。大阪に優遊吟社を結成する。作「湖山楼詩鈔」など。

おのごへい【小野五平】🔗🔉

おのごへい【小野五平】 (1830-1920) 将棋 12 世名人。阿波の人。1898 年(明治 31)民間人として初の名人となった。

おのごろじま【馭慮島】🔗🔉

おのごろじま【馭慮島】 〔「おのころじま」とも〕 記紀神話で,混沌状態の国土を,伊弉諾(いざなき)・伊弉冉(いざなみ)2 神がかきまわして引き上げた矛の先から滴り落ちた潮が凝固してできたという島。

オノサトトシノブ🔗🔉

オノサトトシノブ (1912-1986) 洋画家。長野県生まれ。本名,小野里利信。自由美術家協会の創設に参加。敗戦後,シベリア抑留生活を送る。円や方形から成る幾何学的抽象表現を追究。

おのずから【自ら】🔗🔉

おのずから【自ら】 (副) 自然に。ひとりでに。おのずと。「真相は―明らかだ」

おのずと【自と】🔗🔉

おのずと【自と】 (副) おのずから。

おのせいいちろう【小野清一郎】🔗🔉

おのせいいちろう【小野清一郎】 (1891-1986) 法学者。岩手県生まれ。東大教授。客観主義の法哲学・刑法理論を展開。著「犯罪構成要件の理論」「日本法理の自覚的展開」など。

おのだ【小野田】🔗🔉

おのだ【小野田】 山口県南西部,周防(すおう)灘に臨む市。古代製陶の中心地であった。江戸末期より石炭産業で繁栄。セメント・硫酸・化学薬品などを産する。

おのただあき【小野忠明】🔗🔉

おのただあき【小野忠明】 (?-1628)剣術家。上総の人。旧名御子神(みこがみ)典膳。伊藤一刀斎の弟子。一刀流を大成。柳生家とともに将軍家剣術師範。

おのちくきょう【小野竹喬】🔗🔉

おのちくきょう【小野竹喬】 (1889-1979) 日本画家。岡山県生まれ。本名,英吉。竹内栖鳳に師事。土田麦僊(ばくせん)らと国画創作協会を結成。

おのづかきへいじ【小野塚喜平次】🔗🔉

おのづかきへいじ【小野塚喜平次】 (1870-1944) 政治学者。新潟県生まれ。東大の初代政治学教授。のちに東大総長。著「政治学大綱」

おのづくり【斧旁】🔗🔉

おのづくり【斧旁】 漢字の旁(つくり)の一。「新」「断」などの「斤」の部分。

おのでらじゅうない【小野寺十内】🔗🔉

おのでらじゅうない【小野寺十内】 (1643-1703) 赤穂浪士の一人。名は秀和。浅野家の京都留守居。江戸に出て医者仙北十庵と称す。

おのとおざぶろう【小野十三郎】🔗🔉

おのとおざぶろう【小野十三郎】 (1903-1996) 詩人。大阪生まれ。東洋大中退。前衛的な詩誌「赤と黒」同人に参加。反俗,反権力のアナーキズム詩人として出発。戦後は勤労者のための大阪文学学校を開設。詩集「大阪」「拒絶の木」など。

おののいもこ【小野妹子】🔗🔉

おののいもこ【小野妹子】 推古朝の官人。607 年聖徳太子の命により,第 1 回の遣隋使となり,翌年隋使裴世清(はいせいせい)とともに帰国した。同年再び,南淵請安・僧旻・高向玄理らの留学生を伴って隋に渡り,翌年帰国。生没年未詳。

おののおゆ【小野老】🔗🔉

おののおゆ【小野老】 (?-737)奈良前期の官人。右少弁・大宰大弐などを歴任。万葉集に歌 3 首がみえる。

おのの・く【戦く】🔗🔉

おのの・く【戦く】 (動五) 怖くてぶるぶると震える。「恐怖に―・く」

おののこまち【小野小町】🔗🔉

おののこまち【小野小町】 平安前期の女流歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。伝未詳。恋愛歌で知られ,古今和歌集をはじめ勅撰集に 62 首が入る。絶世の美女とされ伝説も多く,謡曲・浄瑠璃などの題材となった。家集「小町集」

おののたかむら【小野篁】🔗🔉

おののたかむら【小野篁】 (802-852) 平安前期の学者・歌人・漢詩人。通称,野宰相・野相公。参議。清原夏野らと「令義解」を撰。性直情径行,野狂と呼ばれる。詩文は「経国残篇」「扶桑集」「本朝文粋」などに,歌は古今集にみえる。「小野篁集(篁物語)」は後人の仮託。

おののみちかぜ【小野道風】🔗🔉

おののみちかぜ【小野道風】 〔名は「とうふう」とも〕 (894-966) 平安中期の書家。篁(たかむら)の孫。醍醐・朱雀・村上の 3 天皇に仕える。和様書道を開拓。藤原佐理・行成とともに三蹟の一人。

おののよしふる【小野好古】🔗🔉

おののよしふる【小野好古】 (884-968) 平安中期の武将・歌人。大宰大弐。小野道風の兄。藤原純友の乱に追捕使として伊予国に赴き鎮圧した。歌は後撰集にみえる。

おのはいっとうりゅう【小野派一刀流】🔗🔉

おのはいっとうりゅう【小野派一刀流】 剣術の一派。小野忠明の子,小野次郎右衛門忠常から以降,この流派名を称した。小野流。

おのぼりさん【御上りさん】🔗🔉

おのぼりさん【御上りさん】 都会見物に地方から出てきた人。

オノマトペ【(フ) onomatope】🔗🔉

オノマトペ【(フ) onomatope】 擬音語・擬声語・擬態語を包括的にいう語。

おのまんねんぐさ【雄之万年草】🔗🔉

おのまんねんぐさ【雄之万年草】 ベンケイソウ科の多年草。山地に生える。全体が多肉質で,緑色。初夏,高さ約 20cm の花茎に多数の黄色の五弁花をつける。タカノツメ。マンネングサ。

おのみ【尾の身】🔗🔉

おのみ【尾の身】 クジラの尾の付け根の肉。最も美味な部分。尾肉。

おのみち【尾道】🔗🔉

おのみち【尾道】 広島県南東部,瀬戸内海に臨む市。近世,西廻り航路の要港。商業が発達した市街は,戦災をまぬがれ古い面影を残す。向島(むかいしま)と尾道大橋で結ばれ,観光開発が進む。

おのらんざん【小野蘭山】🔗🔉

おのらんざん【小野蘭山】 (1729-1810) 江戸後期の本草学者。京都生まれ。日本産の動植鉱物を実証的かつ網羅的に研究整理し,江戸時代の本草学を大成。

おのれ【己】🔗🔉

おのれ【己】 [1](代)   (1)自分。自分自身。「―の分を心得る」   (2)お前。きさま。「―の知ったことか」 [2](感) 怒りや悔しさを表す語。「―,よくも裏切ったな」

オノン【Onon】🔗🔉

オノン【Onon】 モンゴル北東部に源を発し北東流してシベリアに入り,本流のアムール川に合流する川。長さ 808km。流域はモンゴル帝国発祥の地。

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