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さび【寂】🔗⭐🔉
さび【寂】
(1)古びて趣のあること。
(2)渋みのあること。また,太くてすごみのあること。「―のきいた声」
(3)しおり・細みなどとともに蕉風俳諧の基調をなす,静かで落ち着いた俳諧的境地・表現美。
さびごえ【寂声】🔗⭐🔉
さびごえ【寂声】
(「錆声」とも書く)謡曲などの修練を経て,枯れて渋みのある声。老熟して趣のある声。
さびし・い【寂しい・淋しい】🔗⭐🔉
さびし・い【寂しい・淋しい】
(形)
(1)あってほしいものが欠けていて,満たされない気持ちだ。さみしい。「彼の顔が見えないのは―・い」
(2)人恋しく物悲しい。孤独で心細い。さみしい。「独り暮らしは―・い」
(3)人けがなくひっそりしている。さみしい。「―・い夜道」
さび・れる【寂れる】🔗⭐🔉
さび・れる【寂れる】
(動下一)
人けがなくなりさびしくなる。「町が―・れる」
さみし・い【寂しい・淋しい】🔗⭐🔉
さみし・い【寂しい・淋しい】
(形)
さびしい。「ひとりぼっちで―・い」
じゃく【寂】🔗⭐🔉
じゃく【寂】
[1]〔仏〕僧侶の死を表す語。「昭和 10 年―」
[2](ト/タル)
静かなさま。せき。「―として声も無い」
じゃくこう【寂光】🔗⭐🔉
じゃくこう【寂光】
⇒じゃっこう(寂光)
じゃくじゃく【寂寂】🔗⭐🔉
じゃくじゃく【寂寂】
(ト/タル)
静かでさびしいさま。せきせき。
じゃくしょう【寂照】🔗⭐🔉
じゃくしょう【寂照】
(962-1034) (「寂昭」とも書く)平安中期の天台宗の僧。俗名,大江定基。詩歌に優れ,「本朝文粋」「後拾遺和歌集」などに収録される。
じゃくじょう【寂静】🔗⭐🔉
じゃくじょう【寂静】
(1)もの静かなさま。
(2)〔仏〕煩悩(ぼんのう)を離れ,苦しみを滅して,真理に達した涅槃(ねはん)の境地。
じゃく・する【寂する】🔗⭐🔉
じゃく・する【寂する】
(動サ変)
僧侶が死ぬ。入寂する。
じゃくぜん【寂然】🔗⭐🔉
じゃくぜん【寂然】
平安末期の歌人。俗名,藤原頼業(よりなり)。出家して唯心房と号し大原に隠遁,兄弟である寂念・寂超とともに大原三寂と称される。家集「寂然法師集」「唯心房集」。生没年未詳。
じゃくねん【寂然】🔗⭐🔉
じゃくねん【寂然】
(ト/タル)
ひっそりとしてさびしいさま。せきぜん。
じゃくまく【寂寞】🔗⭐🔉
じゃくまく【寂寞】
(ト/タル)
静かでひっそりとしているさま。せきばく。
じゃくめつ【寂滅】🔗⭐🔉
じゃくめつ【寂滅】
(1)〔仏〕煩悩(ぼんのう)をすべて打ち消し,真理の智慧(ちえ)を完成させた状態。涅槃(ねはん)。
(2)消えてなくなること。また,死ぬこと。
じゃくめついらく【寂滅為楽】🔗⭐🔉
じゃくめついらく【寂滅為楽】
寂滅が真の楽しみである,の意。
じゃくれん【寂蓮】🔗⭐🔉
じゃくれん【寂蓮】
(1139?-1202) 鎌倉初期の歌人。俗名,藤原定長。一時,叔父俊成の養子。反六条家の新派歌人。和歌所の寄人(よりうど)となり,新古今集撰者の一人となったが,完成前に没。勅撰集に 117 首入集。家集「寂蓮法師集」
じゃっこう【寂光】🔗⭐🔉
じゃっこう【寂光】
〔仏〕
(1)真理の寂静(じやくじよう)なることと真智の光。理と智の二徳。
(2)寂光土。
じゃっこういん【寂光院】🔗⭐🔉
じゃっこういん【寂光院】
京都市左京区大原にある天台宗の尼寺。平家滅亡後,安徳天皇の母建礼門院が出家して隠棲した寺。本尊は 6 万体腹籠りの地蔵菩薩。
じゃっこうど【寂光土】🔗⭐🔉
じゃっこうど【寂光土】
⇒常寂光土
せきぜん【寂然】🔗⭐🔉
せきぜん【寂然】
(ト/タル)
さびしくひっそりとしているさま。じゃくねん。
せきばく【寂寞】🔗⭐🔉
せきばく【寂寞】
(ト/タル)
ひっそりとさびしいさま。じゃくまく。「―とした風景」
せきりょう【寂寥】🔗⭐🔉
せきりょう【寂寥】
(ト/タル)
ひっそりして,ものさびしいさま。「―感」
【寂】🔗⭐🔉
【寂】
〔画 数〕11画 − 常用漢字
〔区 点〕2868〔JIS〕3C64〔シフトJIS〕8EE2
〔音 訓〕ジャク・セキ・さび・さびしい・さみしい・さびれる
〔名乗り〕しず・ちか・やす
〔熟語一覧〕
→うそ寂しい(うそさびしい)
→心寂しい(うらさびしい)
→閑寂(かんじゃく)
→寂(さび)
→寂声(さびごえ)
→寂しい・淋しい(さびしい)
→寂れる(さびれる)
→寂しい・淋しい(さみしい)
→寂(じゃく)
→寂光(じゃくこう)
→寂寂(じゃくじゃく)
→寂照(じゃくしょう)
→寂静(じゃくじょう)
→寂する(じゃくする)
→寂然(じゃくぜん)
→寂然(じゃくねん)
→寂寞(じゃくまく)
→寂滅(じゃくめつ)
→寂滅為楽(じゃくめついらく)
→寂蓮(じゃくれん)
→寂光(じゃっこう)
→寂光院(じゃっこういん)
→寂光土(じゃっこうど)
→常寂光土(じょうじゃっこうど)
→静寂(せいじゃく)
→静寂主義(せいじゃくしゅぎ)
→寂然(せきぜん)
→寂寞(せきばく)
→寂寥(せきりょう)
→入寂(にゅうじゃく)
→物寂しい(ものさびしい)
→幽寂(ゆうじゃく)
→和敬清寂(わけいせいじゃく)
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