まついいわね【松井石根】 （1878-1948） 軍人。陸軍大将。愛知県生まれ。1937 年（昭和 12）中支方面軍司令官。戦後，南京虐殺事件の責任者として，A 級戦犯となり絞首刑。

まついかんじ【松井簡治】 （1863-1945） 国語学者。千葉県生まれ。帝国大学文科大学卒。東京文理大教授。上田万年との共著「大日本国語辞典」がある。

まついげんすい【松井源水】 曲独楽（きよくごま）師。代々浅草奥山に住み，歯磨き粉・歯薬を売る人寄せに曲独楽・居合などを見せた。昭和までに 17 代を数える。

まついすまこ【松井須磨子】 （1886-1919） 新劇俳優。長野県生まれ。文芸協会演劇研究所公演の「人形の家」でノラを演じ一躍劇壇に認められた。のち島村抱月の芸術座に参加，特に「復活」のカチューシャ役で人気を博した。抱月病死の 2 か月後，自殺。

まついだ【松井田】 群馬県西部の町。碓氷峠の東麓にある中山道の旧宿場町。妙義山の登山口。

まついなおきち【松井直吉】 （1857-1911） 応用化学者・農芸化学者。美濃大垣生まれ。帝国大学農科大学教授・文部省専門学務局長として初期の化学教育にたずさわった。