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〔終助〕(語源については、サ変動詞「す」の命令形あるいは未然形の古形とするもの、指示詞あるいは係助詞「そ」と関係づけるものなどがある) 1 「な…そ」あるいは「な…そね」の形で動詞の連用形(カ変、サ変の動詞だけは未然形)をはさみ、禁止表現となる。→補注。*古事記‐上・歌謡「命はな死せたまひ曾(ソ)」*万葉‐四三三五「波な開(さ)き曾(ソ)ね」 2 「そ」単独で活用語の連用形を受け、禁止の意を表す。院政期頃に現れ、近世にはほとんど用いられなくなる。*今昔‐一九・二一「然はれ其達(そこたち)はえ呑みそ」 [補注](1)「な…そね」は上代のみの形。(2)上代では「な…そ」「な…そね」の他、「な…」「…な」の形でも禁止を表すが、「な」を伴わず「そ」だけで用いられることはない。

日国 ページ 12032 での単語。