はな‐み【花見】 花を見て遊び楽しむこと。主として桜の花の下で宴をはり、遊興すること。《季・春》

はな‐み【花実】 １ 花と実。 ２ 名と実(じつ)。名利と実益。また、花が咲き実を結ぶ意で、繁栄すること。 ●花実が咲(さ)く 事がうまくはこんでよい結果を得る。栄誉・栄華を得る。「死んで花実は咲かぬ」

は‐なみ【葉並】 葉の並び方。多くの葉のそろう有様。

は‐なみ【歯並】 歯のならんだ状態、有様。はならび。

はなみ‐ぐさ【花見草】 「うぐいす(鶯)」の異名。

はなみ‐こそで【花見小袖】 花見の時に着る小袖。江戸時代延宝・天和頃にはこの小袖を特に華美につくるようになり、酒宴の時には木にわたした紐に小袖をかけて仮の花見幕(小袖幕)とした。

はなみ‐ざけ【花見酒】 花見をしながら飲む酒。《季・春》

はなみざとう【花見座頭】 ⇒さるざとう(猿座頭)

はなみ‐じらみ【花見虱】 春、花見頃に繁殖し、衣服の襟や袖などにまではい出してくる虱。《季・春》

はな‐みず【花水】（‥みづ） １ 仏前に花を手向ける時の水。また、仏前に手向ける花と水。けすい。 ２ 稲の開花時に特に深くする灌漑の水。

はな‐みず【鼻水】（‥みづ） ＝はなしる(鼻汁)

はな‐みずき【花水木】（‥みづき） ミズキ科の落葉高木。北アメリカ原産で庭木や公園木として広く栽植される。葉は対生して楕円形ないし卵形。五月頃、枝先に短柄を出し、先端に一群の小花を球状に集め、それらの基部に大きな花弁状の総苞をつける。総苞片は四枚、倒卵形で先端は円く長さ五センチメートル近くあり、白色または淡紅色。小花は花弁四、雄しべ四、雌しべ一を持つ。ヤマボウシに似るが赤熟する果実は分離して集合果とならない。ドッグウッド。

はな‐みぞ【鼻溝】 ＝じんちゅう(人中)2