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へい【塀・屏】🔗🔉

へい【塀・屏】 家屋や敷地などの境界とする、かこい。土塀に対して、板塀をさしていうこともある。かき。かきね。

へい【幣】🔗🔉

へい【幣】 1 神前に供える幣帛。白色または金、銀、五色の紙を段々に切り、竹や木の幣串(へいぐし)にはさんだもの。神主が祓(はら)いのときに用いたりする。みてぐら。ぬさ。ごへい。 2 天子にささげる物品。みつぎもの。また、他人に贈る物品。贈り物。進物。 3 紋所の名。御幣(ごへい)を図案化したもの。神宮幣、丸に幣などがある。

へい【弊】🔗🔉

へい【弊】 1 悪いこと。まちがっていること。欠点。弊害。「社会の弊」 2 疲れ、おとろえること。疲弊。 ●弊に乗(の)る 相手の欠点や弱点につけこんで、物事を行う。

へい【炳】🔗🔉

へい【炳】 〔形動タリ〕明らかであるさま。きわだって目立つさま。

へい🔗🔉

へい 〔感動〕肯定、承諾の気持をあらわすときに発することば。また、人の要求に応じたり、人にものをすすめたりするときにも用いる。「はい」と同じ意で商人などがへりくだって使う。へえ。

べい【米】🔗🔉

べい【米】 1 こめ。よね。 2 長さの単位「メートル」に当てて用いる語。例えば土地の面積などをいうのに「―平米(へいべい)」などと用いる。 3 「アメリカ」の当て字「亜米利加」の略。

べい🔗🔉

べい 〔副助〕 1 数量を表す語に付き、おおよその分量・程度を示す。べえ。*洒・呼子鳥「なんでも金なら五十両べいのかさだが」 2 体言を受けて限定の意を表す。べえ。*洒・呼子鳥「ばかべいいわっしゃる」

べい🔗🔉

べい 〔助動〕(助動詞「べし(可)」の連体形「べき」の音便形) 活用語の終止形に、ただしラ変型活用には連体形に付き、推量の意を表す。*蜻蛉‐上「影もみえがたかべいことなど」 (「べえ」とも。が文末に用いられることが多くなり、終助詞的になったもの) 1 推量の意を表す。*大淵代抄‐一「修行を肝要とせば、一度はすむべい」 2 話し手の意志を表す。*雑兵物語‐上「敵を見てはぬくべいとすれど」 3 相手を誘ってする意志を表す。*滑・浮世風呂‐四「あかるい所で勝負しべえ」 [補注](1)連体形「べき」の音便として中古文特に会話文に現れているが、中世以後、東国で、文末終止の用法が次第に多くなった。これは「べいべい言葉」などと呼ばれて、東国(関東)方言を特徴づける一要素となり、近世の上方の作品中では、多く関東なまりの奴言葉、田舎者の言葉として用いられている。(2)東国方言としての「べい」の接続は、近世後期では、四段活用には終止形、上一・下一段活用には未然形に付く。カ変には「こ」、「き」または「く」、サ変には「し」または「す」に付き、「まい」の接続とほぼ同様である。

日国 ページ 17853