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ゆがわら【湯河原】(ゆがはら)🔗🔉

ゆがわら【湯河原】(ゆがはら) 神奈川県南西部の地名。静岡県熱海市に隣接し、観光地箱根を控える温泉町。蜜柑栽培が行われる。弱食塩泉・単純泉などの泉質の湯河原温泉がある。

ゆ‐かん【湯灌】(‥クヮン)🔗🔉

ゆ‐かん【湯灌】(‥クヮン) 仏葬で、死体を棺に納める前に、湯で洗い浄めること。湯洗い。

ゆかん‐ば【湯灌場】(ゆクヮン‥)🔗🔉

ゆかん‐ば【湯灌場】(ゆクヮン‥) 江戸時代、湯灌のために寺院内に設けられた小屋。地主や家持ちでない者は、自家で湯灌をすることが許されなかったので、ここへ運んで行った。

ゆき【行・往】🔗🔉

ゆき【行・往】 1 ある場所から離れるように進み動くこと。また、旅に出ること。*古事記‐下・歌謡「君が由岐(ユキ)日(け)長くなりぬ」 2 目的地に向かって進むこと。また、その時やその途中の道。いき。 3 往復切符で、往路に用いる乗車券。いき。 4 地名のあとに付けて、そこが乗り物の進む目的地であることを示す。「名古屋行」 ●行き大名(だいみょう)の帰り乞食(こじき) 旅行などで、往路は大名のように豪勢に金を使い、帰路には旅費が乏しくなって、乞食のようにみじめな思いをすること。 ●行きの集(つど)い 行き集まること。多くの人が集まること。また、その場所。*万葉‐三三〇二「里人の行之屯(ゆきノつどひ)に」

ゆき【裄】🔗🔉

ゆき【裄】 衣服の、背中の中心の縫い目から袖口までの長さ。肩ゆき。

ゆき【雪】🔗🔉

ゆき【雪】 1 雲中の氷晶が併合成長して生じた、白色・不透明の結晶が降ってくるもの。結晶は六方晶系で、星状・角板状・角柱状・針状など種々な形のものがある。《季・冬》*万葉‐八二二「天より由吉(ユキ)の流れ来るかも」 2 1に似た純白なものをたとえていう。→雪の肌。 3 特に、白髪にたとえていう。「頭(かしら)の雪」 4 氷を掻きおろして、白砂糖をかけたもの。かきごおり。 5 (漢字の旁(つくり)から)鱈(たら)をいう女房詞。ゆきのとと。 6 蕪、また、大根(だいこん)をいう女房詞。 7 紋所の名。1の結晶をかたどったもの。雪、雪輪など種々がある。 8 芝居の舞台で雪に見たてて用いる白紙の小片。 地歌。天明・寛政頃大坂の峰崎勾当作曲。流石庵羽積(はずみ)作詞。男に捨てられた芸者が尼になった心境を歌ったもの。曲中にある三味線の合の手は「雪の手」と呼ばれ、雪を象徴するものとして後世の邦楽に利用されている。地歌の歌物の代表曲で、地唄舞としても有名。 ●雪と墨(すみ) 物事の正反対であること、また、二つの物事の相違がはなはだしいことをたとえていう。 ●雪に白鷺(しらさぎ) 雪も白鷺も、ともに白色であるところから、見分けにくいこと、また、目立たないことのたとえ。雪の鷺。 ●雪に千鳥(ちどり) 豆腐がらに貝のむきみを入れた汁。 ●雪の明日(あした)は=孫子(まごこ)[=裸虫(はだかむし)]の洗濯(せんたく) 雪の翌日は洗濯に適する。雪の翌日は、晴天になって暖かい日が多いことをいう。 ●雪の会(え) 雪の日に行う茶の会。 ●雪の賀(が) 冬、雪の降るころに行う賀の祝い。 ●雪の肌(はだ・はだえ) 雪のように白くて美しい皮膚。女性の白い肌のたとえにいう。雪肌。 ●雪の花(はな) 1 雪を花に見立てていう語。また、雪の中に咲いている花。《季・冬》 2 氷を粗く削り、白砂糖をかけた飲み物。 3 ⇒親見出し ●雪の枕(まくら) 雪の降り積もる枕辺。雪の降る夜の寝床。雪深いところの寝所。 ●雪の山(やま) 1 =ゆきやま(雪山) 2 (白髪を雪にたとえて)白髪の頭。 (「雪山(せっせん)」の訓読み)古代インドで、釈迦が辛苦修行したと伝えられる山。 ●雪は五殻(ごこく)の精(せい) =ゆき(雪)は豊年の瑞(しるし) ●雪は豊年(ほうねん)の=瑞(しるし)[=例(ためし)・貢(みつぎ)・貢物(みつぎもの)] 雪が多く降るのは豊年の前兆であるということ。 ●雪を欺(あざむ)く ひじょうに白いさまの形容。特に、女性の肌の白さなどについていう。 ●雪を回(めぐ)らす (「回雪(かいせつ)」の訓読み)風が雪を吹き回す。転じて、舞衣の袖を巧みに翻して舞う。美しくあでやかな舞姿の形容。

日国 ページ 20012