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うっそり🔗🔉

うっそり 〔副〕心をうばわれてぼんやりしているさま。*浄・夕霧阿波鳴渡‐中「田も遣らふ、あぜも遣らふで、奥様はうっそりはな明てしまはんしょ」 (形動)注意が足りないこと。ぼんやりしているさま。また、そのような人。「うっそり者」「うっそり殿」*浄・曾根崎心中「かねをにぎって帰られしを此うっそりが夢にも知らず」

うつ‐た【打田】🔗🔉

うつ‐た【打田】 打ちたがやす田。

うっ‐たい【鬱滞】🔗🔉

うっ‐たい【鬱滞】 1 ふさがりとどこおること。 2 心配、不満などの気持が内にこもって、気分がさっぱりしないこと。

うった・う【訴う】(うったふ)🔗🔉

うった・う【訴う】(うったふ) 〔他ハ下二〕⇒うったえる(訴)

うったえ【訴】(うったへ)🔗🔉

うったえ【訴】(うったへ) うったえること。裁判を求めること。訴訟。

うつ‐たえ【打栲】(‥たへ)🔗🔉

うつ‐たえ【打栲】(‥たへ) 打って美しくした栲。うちたえ。

うつたえ(うつたへ)🔗🔉

うつたえ(うつたへ) 〔副〕ひたすら。ただもう。*李花集‐下「きそぢ川うつたへ瀬々の浪ならば行きめぐりても立ち帰らまし」

うったえ‐ごと【訴事】(うったへ‥)🔗🔉

うったえ‐ごと【訴事】(うったへ‥) 訴える事柄。また、訴えられた事柄。

うったえただす‐つかさ【刑部省】(うったへ‥)🔗🔉

うったえただす‐つかさ【刑部省】(うったへ‥) =うたえただすつかさ(刑部省)

うったえ‐・でる【訴え出る】(うったへ‥)🔗🔉

うったえ‐・でる【訴え出る】(うったへ‥) 〔自ダ下一〕物事の理非曲直を判断してもらうため、人や機関に申し出る。

うつたえ‐に(うつたへ‥)🔗🔉

うつたえ‐に(うつたへ‥) 〔副〕ある一つの事だけに向かうさまにいう。いちずに。むやみに。全く。 あとに打消の語または反語による否定表現を伴って用いる。*万葉‐五一七「打細丹(うつたへに)人妻と言へば触れぬものかも」*源氏‐藤袴「うつたへに思ひ寄らで」院政期以後、肯定表現を伴って用いたこともある。*新勅撰‐六七七「松が根を磯辺の浪のうつたへにあらはれぬべき袖の上かな」

うった・える【訴える】(うったへる)🔗🔉

うった・える【訴える】(うったへる) 〔他ア下一(ハ下一)〕うった・ふ〔他ハ下二〕(「うるたう」の変化。室町時代頃からヤ行にも活用) 1 物事の理非曲直の判断を権威ある人、機関に求める。判決をこう。訴訟をする。*今昔‐三一・一「公(おほやけ)に申して行ふ事にても无かりければ、訴へ申す事も無かりけり」 2 事情を述べ伝える。また、要求や不平、うらみなどを人に告げる。「苦痛(悲しみ)を訴える」*浄・堀川波鼓‐下「うったへ申したかたき討、外の人にはかまいなし」 3 神に告げて救助を祈る。 4 強い手段を使って、物事の解決をはかる。「腕力に訴える」 5 感覚または心に働きかける。「耳(良心)に訴える」

日国 ページ 2077