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のび‐あが・る【伸び上がる】🔗🔉

のび‐あが・る【伸び上がる】 〔自ラ五(四)〕 1 爪先立ったり背を伸ばしたりして、体を高くする。背伸びをする。*大鏡‐六「おほかりし人のなかより、のびあがり見たてまつりて」 2 上体を伸ばして、得意なさまの形容。*宇治拾遺‐七・二「我うれへなりにたりと悦て、ことごとしくのびあがりていひければ」

のび‐た・つ【伸び立つ・延び立つ】🔗🔉

のび‐た・つ【伸び立つ・延び立つ】 〔自タ四〕のびて高くなる。のびあがる。おいたつ。

のび‐なや・む【伸び悩む】🔗🔉

のび‐なや・む【伸び悩む】 〔自マ五(四)〕のびそうでいてなかなかのびないでいる。滞りがちで思うように進展しなくなる。「売上げが伸び悩む」

のび‐のび【伸び伸び・延び延び】🔗🔉

のび‐のび【伸び伸び・延び延び】 〔副〕 1 (伸伸)障りなく伸びるさま。*落窪‐二「足手あはせて、いとよくのびのびして、辛うじて起き出で」 2 (伸伸)人の気持や性格、作風などが、ゆったりとして落ち着いている感じであるさま。くつろいでいるさま。「伸び伸びと育った子供」*史記抄‐六「高祖はのひのひとして大度にきこへたぞ」 3 (延延)長々としてはかどらないさま。ぐずぐず。*太平記‐一九「延々(ノビノビ)としたる評定のみ有て」 〔形動〕(延延) 1 3に同じ。*浄・頼光跡目論‐五「こはのびのびなる詮議かな」 2 期限や時期が何度も先に延びるさま。また、延ばすさま。*人情・閑情末摘花‐初「御当人が余まりお否(いや)がり遊ばすものだから、延々(ノビノビ)に成て居ますけれど」

のび‐やか【伸びやか】🔗🔉

のび‐やか【伸びやか】 〔形動〕(「やか」は接尾語)=のびらか(伸)

のび‐らか【伸びらか】🔗🔉

のび‐らか【伸びらか】 〔形動〕(「らか」は接尾語) 1 長くのびたさま。高くのびたさま。*源氏‐末摘花「あさましう高うのびらかに、先の方すこし垂りて」 2 心がゆったりとくつろいださま。また、おっとりと穏やかであるさま。*源氏‐初音「おのづから人の心ものびらかにぞ見ゆるかし」 3 ゆったりとひろがるさま。

の・びる【伸びる・延びる】🔗🔉

の・びる【伸びる・延びる】 〔自バ上一〕の・ぶ〔自バ上二〕 空間的に広がる。 1 広がる。また、長くなる。*源氏‐若菜下「老いの波の皺、のぶばかりに人めかしくて、まうでさせむ」 2 生長する。*日葡辞書「セイ、または、タケガ noburu(ノブル)」 3 ゆるんで長くなる。*平家‐九「腹帯(はるび)ののびてみえさうぞ。しめ給へ」 4 遠くへ位置を変える。遠くへにげる。にげのびる。おちのびる。*平家‐四「いまは宮もはるかにのびさせ給ひぬらん」 5 そば、うどんなどが長くなったまま弾力がなくなる。*伎・助六廓夜桜「貴様の長ぜりふのうち、気の毒な饂飩が延びる」 6 溶けたり、やわらかくなったりして、よくひろがる。「膠(にかわ)がよくのびる」 7 疲れたり、なぐられたりして、ぐったりする。ぐったりして動けなくなる。また、死ぬ。「忙しくてのびてしまいそう」 時間的に広がる。 1 命などが長く保つ。久しくなる。*源氏‐明石「ほのかに見奉るより、老い忘れよはひのぶる心地して」 2 期日・時刻が先になる。また、期間・時間が予定より長くなる。延引する。「会期が延びる」*源氏‐若菜下「斯くて、山の御門の御賀ものびて秋とありしを」 心理的な状態についていう。 1 (「心がのびる」の形で)のびのびとする。くつろぐ。ゆったりする。*源氏‐絵合「空もうららかにて、人の心ものび」 2 (「鼻毛がのびる」の意から)異性に心を奪われる。異性にまいる。*評判・吉原すずめ‐上「あまりしたるく、のびたるけしきのみゆるは」 量や能力などの状態についていう。 1 財産が豊かになる。金がたまる。金が残る。*浮・西鶴織留‐二「いかほどかせぎたり共、銀(かね)も延(ノブ)まじ」 2 ゆたかになる。盛大になる。*浮・子孫大黒柱‐四「商売に精を出し、毎年のびる店おろしを」 3 勢力、能力などがつく。発展する。勢いがよくなる。「学力がのびる」「人気がのびる」 4 相場が騰貴する。

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