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さい‐ばり【前張】🔗⭐🔉
さい‐ばり【前張】
1 宮廷の神楽の第二部(中間部)で歌われる一連の歌の総称。第一部の採物(とりもの)と第三部の星の間に歌われる。大前張(おおさいばり)と小前張(こさいばり)とに分かれる。前張の語源については、催馬楽(さいばら)の歌を取り入れたからとか、「榛(さいばり)に衣は染めん」の歌が「大前張」の一つにあるからだとかの説がある。
2 袴の一種。童形装束の半尻(はんじり)の下に着用するもの。袴の前面に大精好(おおぜいこう)、後面に精好を用いて前方を張らせることからいう。まえばり。
(「榛」とも)
1の大前張の七曲中の一曲。



まえ‐ばり【前張】(まへ‥)🔗⭐🔉
まえ‐ばり【前張】(まへ‥)
1 前が高くふくれあがるように張り出すこと。
2 「まえばりのおおくち(前張大口)」の略。
まえばり‐の‐おおくち【前張の大口】(まへばりのおほくち)🔗⭐🔉
まえばり‐の‐おおくち【前張の大口】(まへばりのおほくち)
前の地質を厚く織った精好(せいごう)とし、後ろの地質は精好として、前を張り出させた袴(はかま)。公卿の童子の半尻の狩衣の際に着用する。さいばり。⇔後ろ張りの大口
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