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なずき【脳・髄】(なづき)🔗🔉

なずき【脳・髄】(なづき) (動詞「なずく(漬)」の名詞化で、水に漬かった状態のものをいうか) 1 脳・脳髄・脳蓋(のうがい)などの称。*新訳華厳経音義私記「髄脳上須年(すね)、下奈豆技(ナヅキ)」 2 転じて、頭(あたま)。頂(いただき)。*浄・安口の判官‐四「なつきをさげてかうさんせよ」

のう【脳】(ナウ)🔗🔉

のう【脳】(ナウ) 1 中枢神経系のうち脊髄を除いた部分。神経細胞が集合し、神経作用を支配的に統御する。集中神経系をもつ無脊椎動物では脳神経節、食道上神経節をいう。脊椎動物の円口類以上では前脳・中脳・菱脳に区別され、前脳は大脳半球・間脳に、菱脳は小脳・橋・延髄に分化する。爬虫類以上では新皮質が発達し、感覚や高等精神作用を支配する。脳髄。 2 記憶力や判断力など、頭脳のはたらき。「年齢とともに脳が弱くなる」

のう‐あつ【脳圧】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐あつ【脳圧】(ナウ‥) 頭蓋骨腔内の圧力。脳は頭蓋骨という閉鎖的空間内に脳脊髄液に浮かぶように位置しており、ほぼ一定の水圧で平衡を保っている。脳の容量の増大または脳脊髄液の増加が起こると頭蓋骨内の水圧は増加し、逆の場合は低下する。いずれも病的現象として発症する。脳内圧。

のう‐いっけつ【脳溢血】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐いっけつ【脳溢血】(ナウ‥) 脳内の血管が破れて出血する疾患。動脈硬化が進行し、血圧が高くなったときに起こることが多い。意識障害が起こり、出血部位によって反対側半身の知覚や運動の障害を伴う。四〇歳から六〇歳ぐらいに多く起こる。脳出血。

のう‐えん【脳炎】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐えん【脳炎】(ナウ‥) 高熱、頭痛、意識障害、痙攣(けいれん)などを主症状とする脳の炎症性疾患の総称。ウイルス、細菌などの微生物の感染や物理的・化学的刺激による。

のうがい‐こつ【脳蓋骨】(ナウガイ‥)🔗🔉

のうがい‐こつ【脳蓋骨】(ナウガイ‥) 頭部の骨格である頭蓋のうち、その上部をいう。脳、聴器、嗅器を囲む。

のう‐かすいたい【脳下垂体】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐かすいたい【脳下垂体】(ナウ‥) 大脳の下面から垂れ下がる小さい内分泌器官。前葉と後葉に分けられ、各種のホルモンが分泌される。下垂体。

のうかすいたい‐こうようホルモン【脳下垂体後葉ホルモン】(ナウカスイタイコウエフホルモン)🔗🔉

のうかすいたい‐こうようホルモン【脳下垂体後葉ホルモン】(ナウカスイタイコウエフホルモン) 脳下垂体の後葉から分泌されるホルモン。抗利尿ホルモンなど。後葉ホルモン。

のう‐かん【脳幹】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐かん【脳幹】(ナウ‥) 脳のうち大脳半球と小脳を除いた部分。脳の根幹をなす部分で、生命維持に大切な中枢が集まっている。

のう‐きょう【脳橋】(ナウケウ)🔗🔉

のう‐きょう【脳橋】(ナウケウ) 脊椎動物の後脳の基底に突起した脳の一部。ヒトでは延髄の下面で小脳の半部を連絡する横体形のもの。

のうけっせん‐しょう【脳血栓症】(ナウケッセンシャウ)🔗🔉

のうけっせん‐しょう【脳血栓症】(ナウケッセンシャウ) 脳の血管内で血液のかたまりが付着して血管を閉塞する病気。脳の動脈硬化が最も大きな原因で、反対側半身の知覚や運動の麻痺が数日以内に現われる。

のう‐しつ【脳室】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐しつ【脳室】(ナウ‥) 脳の内部で脳脊髄液の貯留している空間。左右側脳室、第三脳室、第四脳室がある。

のう‐じゅうけつ【脳充血】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐じゅうけつ【脳充血】(ナウ‥) 脳の血管内を流れる血液量が増加した状態。精神的興奮や過労、日射病、アルコール中毒などの際にみられる。

のう‐しゅっけつ【脳出血】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐しゅっけつ【脳出血】(ナウ‥) =のういっけつ(脳溢血)

のう‐しゅよう【脳腫瘍】(ナウシュヤウ)🔗🔉

のう‐しゅよう【脳腫瘍】(ナウシュヤウ) 頭蓋腔の中にできた腫瘍。頭痛、嘔吐がおこり、発生部位により種々の神経症状を呈する。

のう‐しょう【脳症】(ナウシャウ)🔗🔉

のう‐しょう【脳症】(ナウシャウ) 高熱や呼吸障害、代謝障害などの全身性疾患が原因となり、意識障害や痙攣を起こす症状。

のう‐しょう【脳漿】(ナウシャウ)🔗🔉

のう‐しょう【脳漿】(ナウシャウ) 脳の表面と脳膜の間や脳室内を満たす液体。脳脊髄液。転じて、頭の働き。考え。知恵。頭脳。脳みそ。 ●脳漿を絞(しぼ)る =のうみそ(脳味噌)を絞る

●脳漿を絞(しぼ)る🔗🔉

●脳漿を絞(しぼ)る =のうみそ(脳味噌)を絞る のう‐しょう【農相】(‥シャウ) 農林大臣、また、その前身の農商務大臣のこと。

のう‐しんけい【脳神経】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐しんけい【脳神経】(ナウ‥) 脳幹部から出る一二対の末梢神経。第一=嗅神経、第二=視神経、第三=動眼神経、第四=滑車神経、第五=三叉神経、第六=外転神経、第七=顔面神経、第八=内耳神経、第九=舌咽神経、第一〇=迷走神経、第一一=副神経、第一二=舌下神経の総称。主に、顔、頭部を支配する神経であるが、迷走神経は内臓各器官に分布している。

のうしんけい‐せつ【脳神経節】(ナウシンケイ‥)🔗🔉

のうしんけい‐せつ【脳神経節】(ナウシンケイ‥) 無脊椎動物の頭部・消化管の背方にある神経節。昆虫などでは単に脳と呼ぶことがある。

のう‐しんとう【脳震盪・脳振盪】(ナウシンタウ)🔗🔉

のう‐しんとう【脳震盪・脳振盪】(ナウシンタウ) 頭部の打撲などによって一時的に意識がなくなるが、脳に解剖学的な変化を残さない状態。短時間の意識障害や、先行性健忘を示し、頭痛、耳鳴り、眩暈(めまい)などの症状を呈することが多い。

のう‐ずい【脳髄】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐ずい【脳髄】(ナウ‥) =のう(脳)1

のう‐すいしゅ【脳水腫】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐すいしゅ【脳水腫】(ナウ‥) 頭蓋腔のなかに脳脊髄液が大量にたまる病気。先天性のものは、両親の梅毒、アルコール中毒が原因で、後天性のものは脳腫瘍、脳炎のあとに発生することが多い。

のうせい‐しょうにまひ【脳性小児麻痺】(ナウセイセウニマヒ)🔗🔉

のうせい‐しょうにまひ【脳性小児麻痺】(ナウセイセウニマヒ) 出生時から脳の異常により、片側性または両側性に運動麻痺を示すもの。胎生時の発育異常によるもの、出産時の異常によるものなどがある。

のう‐せきずい【脳脊髄】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐せきずい【脳脊髄】(ナウ‥) 脊椎動物の中枢神経系を構成する脳髄と脊髄を合わせた部分。大脳半球・間脳・中脳・延髄・小脳・脊髄を含む。高度な精神作用・生体各器官の調節・反射中枢・運動・感覚などすべての神経の統合を行う。

のうせきずい‐えき【脳脊髄液】(ナウセキズイ‥)🔗🔉

のうせきずい‐えき【脳脊髄液】(ナウセキズイ‥) 脳および脊髄の外側、および内部にある脳室を満たしている無色透明の液。頭蓋骨や脊椎の中にある脳や脊髄を保護し、また代謝上でも重要な役割をはたす。髄液。

のうせきずい‐まく【脳脊髄膜】(ナウセキズイ‥)🔗🔉

のうせきずい‐まく【脳脊髄膜】(ナウセキズイ‥) 脊椎動物の中枢神経系を包む膜様組織。脳膜・脊髄膜からできており、哺乳類では硬膜・蜘蛛膜・柔膜の三層からなる。髄膜。

のうせきずいまく‐えん【脳脊髄膜炎】(ナウセキズイ‥)🔗🔉

のうせきずいまく‐えん【脳脊髄膜炎】(ナウセキズイ‥) 脳脊髄膜の感染性炎症疾患。病原菌としては各種化膿性細菌、ウイルス、結核菌、梅毒スピロヘータ、糸状菌などによるものがある。高熱、頭痛、意識障害、嘔吐(おうと)、全身痙攣などの症状が現れ、治療が遅れると死亡率が高く、また後遺症状も多い。髄膜炎。

のう‐せんそく【脳栓塞】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐せんそく【脳栓塞】(ナウ‥) =のうそくせん(脳塞栓)

のう‐そくせん【脳塞栓】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐そくせん【脳塞栓】(ナウ‥) 血液中を有形成分が流れて、脳の細い動脈につまり、その部に脳軟化症を起こしたもの。脳卒中のような症状を突然に起こす。

のう‐そっちゅう【脳卒中】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐そっちゅう【脳卒中】(ナウ‥) 脳の血管に、出血、血栓、塞栓が起こったために現れる症状。多くは突然に発症する半身麻痺で、重症の場合には意識を失い、早期に死亡。右大脳の循環障害時には左の、左大脳の場合には右の半身麻痺を起こす。卒中。

のう‐たりん【脳足りん】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐たりん【脳足りん】(ナウ‥) (脳味噌が足りないの意)ばか。あほう。

のう‐ちゅう【脳中】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐ちゅう【脳中】(ナウ‥) =のうり(脳裏)

のう‐てん【脳天・脳巓】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐てん【脳天・脳巓】(ナウ‥) 頭のいちばん上のところ。頭のてっぺん。脳頂。脳頭。 ●脳天から声を出す かん高い声を出すさまをいう。

●脳天から声を出す🔗🔉

●脳天から声を出す かん高い声を出すさまをいう。 のう‐てんき【能天気・能転気】 調子の良い軽はずみな者。むこうみずで軽薄な者。

のう‐でんりゅう【脳電流】(ナウデンリウ)🔗🔉

のう‐でんりゅう【脳電流】(ナウデンリウ) 脳の神経細胞が動くときにおこる微量の電流。→脳波

のう‐とう【脳頭】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐とう【脳頭】(ナウ‥) =のうてん(脳天)

のうない‐あつ【脳内圧】(ナウナイ‥)🔗🔉

のうない‐あつ【脳内圧】(ナウナイ‥) =のうあつ(脳圧)

のう‐なんかしょう【脳軟化症】(ナウナンクヮシャウ)🔗🔉

のう‐なんかしょう【脳軟化症】(ナウナンクヮシャウ) 脳内の動脈が閉塞することにより脳実質が崩壊・軟化する病気。反対側の半身が不随になり、失語症を伴いやすい。突然におきた場合は脳卒中に含まれる。脳漏。

のう‐は【脳波】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐は【脳波】(ナウ‥) 脳の神経細胞が動くときに起こる微量の電流の変化を頭蓋の表面から総合的に記録したもの。脳細胞の変化を知る方法で、てんかん、脳器質障害その他の診断に応用される。

のう‐ばいどく【脳梅毒】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐ばいどく【脳梅毒】(ナウ‥) 脳を包んでいる脳膜や脳の血管が梅毒スピロヘータに侵されて起こる精神神経障害の総称。梅毒感染後二〜三年または一〇年ぐらいの間に起こる。時には脳腫瘍のような症状を呈することもある。

のうは‐けい【脳波計】(ナウハ‥)🔗🔉

のうは‐けい【脳波計】(ナウハ‥) 脳波の動きを記録し検査する装置。

のう‐びょう【脳病】(ナウビャウ)🔗🔉

のう‐びょう【脳病】(ナウビャウ) 脳に関する病気の総称。神経症や精神病をいうことが多い。

のう‐びょういん【脳病院】(ナウビャウヰン)🔗🔉

のう‐びょういん【脳病院】(ナウビャウヰン) 精神病院の俗称。

のう‐ひんけつ【脳貧血】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐ひんけつ【脳貧血】(ナウ‥) 脳を流れる血液が急激に不足するために起こる状態。血管の緊張を支配する自律神経の異常による場合と、大出血、心臓衰弱などによる場合がある。一時的に意識を失ったりする。赤血球減少などによる「貧血」とは別。

のう‐まく【脳膜】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐まく【脳膜】(ナウ‥) 脳を包んでいる膜。脳硬膜・脳軟膜・蜘蛛膜の三つに分類される。髄膜。脳体。

のうまく‐えん【脳膜炎】(ナウマク‥)🔗🔉

のうまく‐えん【脳膜炎】(ナウマク‥) 脳および脊髄を包んでいる膜に、いろいろな病原体がはいって起こる病気。突然寒けと高熱がでて、頭がひどく痛み、嘔吐したりする。やがて意識の混濁が起こり、痙攣を起こしたり意識障害を示す。髄膜炎。

のうまく‐しゅっけつ【脳膜出血】(ナウマク‥)🔗🔉

のうまく‐しゅっけつ【脳膜出血】(ナウマク‥) 脳膜の血管が破裂して脳脊髄膜腔内に出血する疾患。蜘蛛膜下出血・硬膜下出血・硬膜上出血がある。

のう‐みそ【脳味噌】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐みそ【脳味噌】(ナウ‥) 脳髄の俗称。転じて、頭の働き。知力。 ●脳味噌を絞(しぼ)る ありったけの知恵をだす。必死に考える。

●脳味噌を絞(しぼ)る🔗🔉

●脳味噌を絞(しぼ)る ありったけの知恵をだす。必死に考える。 のう‐みつ【濃密】 〔形動〕濃くてこまやかであるさま。密度が濃いさま。また、密集しているさま。

のう‐ゆ【脳油】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐ゆ【脳油】(ナウ‥) 鯨脳油(げいのうゆ)のこと。

のう‐り【脳裏・脳裡】(ナウ‥)🔗🔉

のう‐り【脳裏・脳裡】(ナウ‥) 頭の中。心のなか。脳中。 ●脳裏に閃(ひらめ)く 急に考えつく。突如として思い浮かべる。

●脳裏に閃(ひらめ)く🔗🔉

●脳裏に閃(ひらめ)く 急に考えつく。突如として思い浮かべる。 のう‐りき【能力】 寺で力仕事に従事する下級の僧。また、寺男。

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