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あら・い【荒い・粗い】🔗🔉

あら・い【荒い・粗い】 〔形口〕あら・し〔形ク〕調和がとれていない。緻密(ちみつ)でない。 (荒) 1 物事の勢いが強くはげしいさまにいう。 動きがはげしい。猛烈である。「波(風)が荒い」「荒い息づかい」*小川本願経四分律平安初期点「暴(アラク)疾(はや)き諸の悪しき風を」心、言葉、態度などがおだやかでなく乱暴である。あらあらしい。あらっぽい。「荒い言葉(意見)」「荒く当たる」やり方が適度でない。処理のしかたがひどい。「人使い(金遣い)が荒い」程度がはなはだしい。*洒・真女意題「ムムあらくいい汁だ」労力がいる。力を使う必要がある。「荒い仕事」 2 荒れはてている。ととのえられないままになっている。また、道などがけわしい。*万葉‐三六八八「いはがねの安良伎(アラキ)島根に」 (粗) 1 織物、編み物、縞模様などの目が大きい。また、粒などが大きい。まばらである。*白氏文集天永四年点‐四「疏(アラク)織り短く裁(た)ちて」 2 ざらざらしている。なめらかでない。「表面(きめ)があらい」*書紀‐大化二年三月(北野本訓)「其の帷帳等には麁(アラキ)布を用ゐるべし」 3 つくり方などがおおざっぱである。 洗練、精製されていない。「あらくひいた粉」粗末である。「計画があらい」 4 (うなぎの蒲焼で)身が大きめである。*伎・音聞浅間幻灯画‐四幕「藤屋へでもいって、荒(アレ)え所を焼かして来てくれ」 あら‐げ(形動)/あら‐さ(名)

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