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●鏡の間(ま)🔗⭐🔉
●鏡の間(ま)
1 能楽で、楽屋から橋懸りに出る揚幕(あげまく)の内にある部屋。常に姿見鏡を掛けてあるのでいう。役者は登場直前にここで装束を映したり、面(おもて)をつける。幕際。
2 江戸時代、劇場で大臣柱(だいじんばしら)と大臣柱の間、すなわち本舞台に相当する所。
3 四方に鏡を張りめぐらしてある部屋。ベルサイユ宮殿のものは名高い。
●鏡の松(まつ)
能舞台の鏡板(かがみいた)に描かれた老松の絵。中世、猿楽の頃の奈良春日神社の影向(ようごう)の松をかたどって描かれたといわれる。江戸時代の正式な舞台では必ず狩野派の筆によった。
●鏡の御影(みえい)
絵画上の用語。円窓を描き、その中に表わした神仏の影像。
京都西本願寺に伝わる親鸞上人の肖像画の一つで、専阿弥陀仏(生没年不詳)によって上人の存命中に描かれたものといわれる。鎌倉似絵(にせえ)の貴重な遺品。紙本墨画。国宝。縦七一・八センチメートル、横三二・九センチメートル。
●鏡は女(おんな)の魂(たましい)
女性にとって、鏡は命にも代えるべき大切なものである。「刀は武士の魂」に続けていうことが多い。
●鏡を掛(か)く
鏡をかけて物を映したように物事を詳しく知っている。鏡に掛く。*大鏡‐一「ここらのすべらぎの御ありさまをだに鏡をかけたまへるに」
●鏡を抜(ぬ)く
祝いなどで酒宴のために酒樽の蓋を開く。
かがみ【各務】
姓氏。


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