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たの・む【頼む・恃む・憑む】🔗⭐🔉
たの・む【頼む・恃む・憑む】
(「た」は接頭語、「のむ」は「祈(の)む」かとする説がある)
〔他マ五(四)〕
1 たよりにする。あてにする。また、信頼する。「器量をたのむ」*竹取「船に乗りては、楫取(かぢとり)の申す事をこそ、高き山とたのめ」
2 信仰する。帰依(きえ)する。*源氏‐明石「住吉の神をたのみはじめたてまつりて」
3 たよるものとして身をゆだねる。主人としてたよる。*更級「たのむ人の喜びのほどを心もとなく待ち歎かるるに」
4 他にゆだねる。依頼する。委託する。*堤中納言‐逢坂越えぬ権中納言「こなたに寄らせ給へとたのみ聞ゆる」
5 懇願する。願う。*伎・助六廓夜桜「白玉さん、頼みやんすにえ」
6 他家を訪問した時、案内を請(こ)うことば。「頼みましょう」が一般に用いられたが、武士などは、「たのもう」の形で用いることが多い。感動詞的な用法。*浄・生玉心中‐上「少(ちと)たのも、道頓堀の茶碗屋嘉平次は爰にか」
〔他マ下二〕頼みに思わせる。あてにさせる。*更級「たのめしを猶や待つべき霜がれし梅をも春は忘れざりけり」
●頼うだ=人(ひと)[=お方(かた)]
身内・主人と頼んだ人。主人。
●頼む木(き・こ)の本に=雨もたまらぬ[=雨漏(も)る]
頼みにしたあてがはずれる。頼む蔵から火が出た。


●頼む木(き・こ)の本に=雨もたまらぬ[=雨漏(も)る]🔗⭐🔉
●頼む木(き・こ)の本に=雨もたまらぬ[=雨漏(も)る]
頼みにしたあてがはずれる。頼む蔵から火が出た。
た‐の・む【手飲む】
〔他マ四〕手ですくって飲む。和歌などで、「頼む」にかけて用いる。*伊勢‐一二二「井手の玉水手にむすびたのみしかひもなき世なりけり」
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