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くじゃく‐みょうおう【孔雀明王】(‥ミャウワウ)🔗🔉

くじゃく‐みょうおう【孔雀明王】(‥ミャウワウ) (梵Mahmayr 「摩訶摩瑜利」と音訳。「仏母大孔雀明王」「孔雀王母」とも訳す)孔雀経、孔雀明王儀軌、孔雀王呪経、などに説かれる密教の尊。明王の一ではあるが、忿怒(ふんぬ)の相をしていない。曼荼羅(まんだら)の中には、胎蔵現図曼荼羅の蘇悉地院に配される。「孔雀明王儀軌」には、白色で、金色の孔雀に乗り、開敷蓮華、倶縁果、吉祥果、三五茎の孔雀尾を各々持つ四本の手があるとされる。孔雀王。 ●孔雀明王(くじゃくみょうおう)の法(ほう) =くじゃくきょう(孔雀経)の法

さんば‐じゅつ【産婆術】🔗🔉

さんば‐じゅつ【産婆術】 (ギリシアmaieutik の訳語)ギリシアの哲学者ソクラテスが用いた問答法。問答を繰り返し、相手の知識のあいまいさや矛盾を指摘し、無知の自覚を呼び起こすことによって、正しい認識へ導く過程を産婆の仕事にたとえて名づけたもの。

じ‐し【慈氏】🔗🔉

じ‐し【慈氏】 (梵Maitreya「弥勒」の訳。慈悲深いの意)弥勒菩薩(みろくぼさつ)の異称。慈氏菩薩。

じし‐ぼさつ【慈氏菩薩】🔗🔉

じし‐ぼさつ【慈氏菩薩】 (梵Maitreyaの訳語から)弥勒菩薩(みろくぼさつ)の異称。慈氏尊。

しょう‐マゼランうん【小マゼラン雲】(セウ‥)🔗🔉

しょう‐マゼランうん【小マゼラン雲】(セウ‥) (マゼランはポルトガルの航海家Magellanの名による)銀河系よりやや小規模の小宇宙。天の南極に近い巨嘴鳥座にある不規則星雲。地球から一七万光年の距離。銀河系・大マゼラン雲とともに三重星雲を形成。

せいし‐ぼさつ【勢至菩薩】🔗🔉

せいし‐ぼさつ【勢至菩薩】 (梵Mah-sthma-prpta「大勢至菩薩」の略)仏語。阿弥陀三尊の一。阿弥陀仏の右の脇士で、智慧の光でいっさいを照らし衆生を餓鬼・畜生・地獄の三悪道から救い、臨終には来迎して極楽に引導するという菩薩。宝冠中に宝瓶をつける。勢至薩。勢至。

だい‐うちゅう【大宇宙】(‥ウチウ)🔗🔉

だい‐うちゅう【大宇宙】(‥ウチウ) (英macrocosmの訳)人間の各部分と宇宙の構成部分との間の対応を認める立場から、人間を小規模の宇宙(小宇宙)と見なすのに対して、宇宙そのものをいう。

だい‐けんしょう【大憲章】(‥ケンシャウ)🔗🔉

だい‐けんしょう【大憲章】(‥ケンシャウ) (ラテンMagna Cartaの訳語)=マグナカルタ

だいこく‐てん【大黒天】🔗🔉

だいこく‐てん【大黒天】 (「大黒」は梵Mahkla(摩訶迦羅)の訳) 天竺(インド)の神の名。毘盧遮那(びるしゃな)または摩醯首羅天(まけいしゅらてん)の化身という。密教では障害鬼の荼枳尼(だきに)を破る神とし、青黒色、三面三目六臂、逆髪の忿怒形で、胎蔵界曼荼羅外院北方に配する。中国では、この神を食厨の神として寺にまつり、日本ではこれを受けて、寺の庫裏に神王の形で袋を持つ像を安置する風を生じた。大黒神。 七福神の一つ。福徳や財宝を与える神とされる。狩衣のような服を着て、まるく低いくくり頭巾をかぶり、左肩に大きな袋を背負い、右手には打出の小槌を持ち、米俵の上にいる。大国主命を本地とする説が行われ、甲子の日をその祭日とし、二股大根をそなえる習慣がある。

だい‐し【大士】🔗🔉

だい‐し【大士】 (「だいじ」とも。梵mahsattvaの意訳)仏語。 1 菩薩の異称。 2 如来を敬っていう語。 3 大菩提心をおこした人。道心堅固な僧を敬っていう語。

だいじざい‐てん【大自在天】🔗🔉

だいじざい‐てん【大自在天】 (梵Mahesvara「摩醯首羅(まけいしゅら)」の訳)色究竟天を主宰する神。もとは、インド婆羅門教のシバ神の異名で、万物創造と破壊をつかさどる最高神。仏教の中に組み入れられ仏法守護の神となる一方、仏教に敵対する外道の最高神ともされた。その像は三目八臂で天冠を戴き、白牛にまたがり、三叉戟を手にする。自在天。伊舎那天。

だい‐しゅ【大衆】🔗🔉

だい‐しゅ【大衆】 (「だい」「しゅ」はそれぞれ「大」「衆」の呉音。梵mahasamgha「摩訶僧伽」の訳)仏語。比丘の多数集まっているもの。また、長老に対して法(ほうろう)の少ないものをいう。衆徒。だいす。

だいにち‐にょらい【大日如来】🔗🔉

だいにち‐にょらい【大日如来】 (大日は梵Mahvairocana「摩訶毘盧遮那(まかびるしゃな)」の訳)真言密教の教主で、一切の仏菩薩の本地、一切の徳の総摂(そうせつ)とされる仏。これを本地法身と加持受用(じゅゆう)身とに分け、法身は理体、加持受用身は説法の教主とし、また金剛胎蔵をもって、金剛は智を表すから大日如来を智法身、胎蔵は理を表すから理法身とする。ただし二身も畢竟不離一体とする。その形像は、前者は黄金身で法界定印を結び、金剛界では、白色身で智拳印を結び、いずれも菩薩形で、宝蓮華座上にすわる。摩訶毘盧遮那仏。

だい‐ぼんてん【大梵天】🔗🔉

だい‐ぼんてん【大梵天】 (梵mahbrahmanの意訳)仏語。色界四禅天の中、初禅天にあり、梵輔天・梵衆天をしたがえる天。また、その王。帝釈天とともに釈迦の夾侍とされる。梵天。

ちょう‐おんかい【長音階】(チャウ‥)🔗🔉

ちょう‐おんかい【長音階】(チャウ‥) (英major scaleの訳語)全音階のうち、基音と第三音との間が長三度で、第三音と第四音、第七音と第八音の間が半音、その他は全音となっているもの。

ちょう‐ちょう【長調】(チャウテウ)🔗🔉

ちょう‐ちょう【長調】(チャウテウ) (英major keyの訳語)長音階で作られた楽曲をかたちづくる調子。ハ長調、ホ長調など。

ちょうちょうふじん【蝶蝶夫人】(テフテフ‥)🔗🔉

ちょうちょうふじん【蝶蝶夫人】(テフテフ‥) (原題イタリアMadama Butterfly)オペラ。二幕三場。プッチーニ作曲。一九〇四年ミラノで初演。長崎を舞台に、日本娘蝶蝶とアメリカ海軍士官ピンカートンとの悲恋を描く。お蝶夫人。マダム‐バタフライ。

ボバリーふじん【ボバリー夫人】🔗🔉

ボバリーふじん【ボバリー夫人】 (原題フランスMadame Bovary)長編小説。フロベール作。一八五六年完成。凡庸な田舎医者の夫ボバリーとの生活にあきたらないエンマが、ほかの男たちと奔放な愛欲の遍歴を重ねたすえ服毒自殺する姿を、あざやかなリアリズムで客観的に描いた作品。

マール🔗🔉

マール (ドイツMaar)火山の形態分類の一つ。マグマのなかのガスや水蒸気の弱い爆発でできた小さな火口。微弱な爆発で飛ばされた基盤岩石の破片や、ときにはマグマに由来する岩片を火口の周囲に堆積(たいせき)して低い丘を作る。

マエストロ🔗🔉

マエストロ (イタリアmaestro)=マイスター1

マエストーソ🔗🔉

マエストーソ (イタリアmaestoso)音楽の発想標語の一つ。「荘厳に」「堂々と」の意。

まか【摩訶】🔗🔉

まか【摩訶】 (梵mahの音訳。大・多・勝の意)仏語。大きいこと。偉大なこと。すぐれていること。他の語や人名の上に付いて美称としても用いる。「摩訶毘盧遮那」「摩訶不思議」

まかえん【摩訶衍】🔗🔉

まかえん【摩訶衍】 (梵mahynaの音訳)=だいじょう(大乗)1

マカオ【澳門】🔗🔉

マカオ【澳門】 (Macao)中国広東省の南岸にある地名。珠江河口のマカオ半島とタイパ島・コロワン島から成る。住民の大多数は中国人。一五五七年ポルトガル人が居住権を得て、一六、七世紀にはポルトガルのアジア貿易の根拠地の一つとして栄えた。一八八七年正式にポルトガル領となる。一九九九年一二月、中国に返還。日本語の旧称、アマカワ、アマコウ。

まかから‐てん【摩訶迦羅天】🔗🔉

まかから‐てん【摩訶迦羅天】 (「摩訶迦羅」は梵Mah-klaの音訳)=だいこくてん(大黒天)

マガジン🔗🔉

マガジン (英magazine) 1 雑誌。 2 フィルム容器の一つ。カメラに装填して使用するもの。パトローネと異なり、反覆使用を目的としたもの。

マガジン‐ラック🔗🔉

マガジン‐ラック (英magazine rack)さげて持ち運ぶこともできるように作られた新聞・雑誌入れ。

マガダ【摩訶陀】🔗🔉

マガダ【摩訶陀】 (Magadha)インドのガンジス川中流域の古称。また同地方の古代王国をさす。古代インドの政治・文化の中心地方、仏教の発生地。

マカッサル🔗🔉

マカッサル (Makassar)インドネシア、セレベス島南西端にある港湾都市。モルッカ・ジャワ・セレベスなどのココア・コプラ・香料の中継貿易港。

まか‐ふんだりけ【摩訶分陀利華】🔗🔉

まか‐ふんだりけ【摩訶分陀利華】 (梵mah-puarkaの音訳)仏語。大きな白色の蓮の華。

まか‐まんじゅしゃげ【摩訶曼珠沙華】🔗🔉

まか‐まんじゅしゃげ【摩訶曼珠沙華】 (梵mah-ma-jakaの音訳)仏語。天上に咲くという、大きな赤い(一説に白い)花。見るものの心をやわらげるという天華。四華の一つ、大紅蓮華にあたる。

まか‐まんだらげ【摩訶曼陀羅華】🔗🔉

まか‐まんだらげ【摩訶曼陀羅華】 (梵mah-mndravaの音訳)仏語。天上に咲くという、芳香のある大きな白い花。四華の一つ、大白蓮華にあたる。

マカロニ🔗🔉

マカロニ (英macaroni イタリア語ではマッケロニmac-cheroni)〈マケロニ・マカロニー〉パスタの一種。中空状の麺で、管状、貝殻形、車形などのものがある。グラタン、サラダなどに用いる。

マキアベリズム🔗🔉

マキアベリズム (英Machiavellism)〈マキャベリズム〉 1 権力を得るためにはいかなる反道徳的な手段も許されるという主義や思想。マキアベリの「君主論」が一五〜一六世紀のイタリアを背景に、君主の現実的な統治術を描いたところからいう。 2 目的のためには手段を選ばない権謀術数主義。

マグデブルク🔗🔉

マグデブルク (Magdeburg)ドイツ北東部、エルベ川中流の河港都市。ミッテルラント運河が通じる。ドイツ最古の都市の一つで、九六八年に大司教所在地となり、ハンザ同盟の指導的都市として栄えた。 ●マグデブルクの半球(はんきゅう) マグデブルク市長ゲーリケが大気圧の強さを証明するための実験に用いた二個の金属製の半球。実験は、一六五四年ボヘミアの都レーゲンスブルクで公開された。直径約四〇センチメートルの半球二個を密着させて内部の空気を抜いたところ、両側から八頭ずつの馬に引っぱらせて、ようやく離すことができたという。

マグナ‐カルタ🔗🔉

マグナ‐カルタ (Magna Carta)一二一五年、イングランド王ジョンが貴族たちに強制されて承認した特許状。イギリス憲法を構成する重要文書の一つ。「大憲章」と訳される。前文と六三条から成り、国王の徴税制限、人身の自由、不当な裁判による逮捕・財産没収・追放の禁止などを骨子とする。本質的には王権の制限、貴族の特権の確認で、一般人民の自由を規定したものではない。

マグニチュード🔗🔉

マグニチュード (英magnitude)地震の規模を表す数値。震央から一〇〇キロメートルの距離にある地震計に記録された最大振幅の常用対数値を基準とし、震央から適宜の距離にある地震計の測定結果をそれに合わせて換算・補正してだす。震度が観測地点での揺れを表すのに対し、地震そのものの大きさを示す。

マクニン🔗🔉

マクニン (Macnin)カイニン酸(海人草(まくり)の駆虫成分)を主成分とする駆虫剤の商標名。回虫、蟯虫(ぎょうちゅう)などに適する。

マグネサイト🔗🔉

マグネサイト (英magnesite)=りょうくどこう(菱苦土鉱)

マグネシア🔗🔉

マグネシア (オランダ・英magnesia ギリシア北部、テッサリア地方の地名マグネシアに由来) 1 酸化マグネシウムの慣用名。 2 =マグネシウム

マグネシウム🔗🔉

マグネシウム (英magnesium ドイツMagnesium)〈マグネシューム〉軽金属元素の一つ。元素記号 Mg 原子番号一二。原子量二四・三一二。展延性に富む銀白色の金属。地球上に広く存在し、可溶性塩類の形で海水の主要成分となっている。薄い箔や粉末は空気中で強熱すると閃光を発して燃える。還元剤、断熱材、合金材料、フラッシュなどに用いられる。マグネシア。

マグネチック‐スピーカー🔗🔉

マグネチック‐スピーカー (英magnetic speaker)スピーカーの形式の一つ。永久磁石を利用して音声電流を音にかえるスピーカーの総称。

マグネット🔗🔉

マグネット (英magnet)磁石。また、磁力。

マグネトロン🔗🔉

マグネトロン (英magnetron)=じでんかん(磁電管)

マクベス🔗🔉

マクベス (原題英Macbeth)戯曲。五幕二八場。シェークスピア四大悲劇の一つ。一六〇四〜〇六年成立。スコットランドの武将マクベスが、三人の魔女の予言を信じ、妻にそそのかされてダンカン王を殺害し、将軍バンクオーを暗殺して王位につくが、マルコム王子一派に討たれるまでを描く。

マグマ🔗🔉

マグマ (ギリシア・ラテンmagma)地下のマントル上部にある岩石が溶けて生じた、高温で溶融状態にある造岩物質。種々の珪酸塩が溶融した複雑な組成のもので流動性がある。火成岩はマグマが冷えて固まったもの。

マクラメ🔗🔉

マクラメ (フランスmacram)リリヤン糸、絹糸、ビニールの紐などを結び合わせて色々な模様を作るもので、通例は幾何学模様。テーブルセンター、カーテン、ベルト、袋物などに応用。アラビアの房結びから発達。

マクラメ‐レース🔗🔉

マクラメ‐レース (英macram lace)=マクラメ

まけいしゅら【摩醯首羅】🔗🔉

まけいしゅら【摩醯首羅】 (梵Mahevaraの音訳)=だいじざいてん(大自在天)

マケドニア🔗🔉

マケドニア (Macedonia)バルカン半島中央部の地域。紀元前七世紀後半ドーリア人系の王朝が成立。ペルシア戦争時代からギリシア史に登場する。紀元前一四八年ローマの属州となり、四世紀末以降東ローマ帝国領、一四世紀中期以降トルコ領、現在はマケドニア共和国、ギリシア、ブルガリアに属している。

まごらか【摩羅伽】🔗🔉

まごらか【摩羅伽】 (梵Mahoragaの音訳)仏語。仏法護持の八部衆の一つ。人身蛇首の神。

マジック🔗🔉

マジック (英magic) 1 魔術。魔法。奇術。 2 「マジックインキ」の略。 〔語素〕名詞の上に付けて「ふしぎな力のある」「魔力の」の意を表す。

マジック‐アイ🔗🔉

マジック‐アイ (英Magic Eye)受信電波の同調を指示するための真空管の一種。増幅三極管と摺り鉢状のターゲットからなり、ターゲットの内側には蛍光物質が塗ってある。受信機が同調するとターゲット内の扇形の影が最もせばまり、緑色の光った部分が最もひろがって同調をしらせる。

マジック‐インキ🔗🔉

マジック‐インキ (Magic Ink)フェルトペンの商標名。

マジック‐ナンバー🔗🔉

マジック‐ナンバー (洋語magic number)プロ野球で、首位のチームが優勝するのに必要な勝ち数をいう。

マジック‐ハンド🔗🔉

マジック‐ハンド (英magic hand)放射性物質などの危険物を取り扱うための、人間の手と同様の働きを持たせた遠隔操作装置。

マジック‐ミラー🔗🔉

マジック‐ミラー (英magic mirror)板ガラスに銀や錫鍍金をして半透膜にしたもの。窓などにはめると、内外の明るさの差により、暗い方から明るい方を見ることができるが、明るい方からは外光の反射率が高いため暗い方がよく見えない。

マジノ‐せん【マジノ線】🔗🔉

マジノ‐せん【マジノ線】 (マジノはMaginot)第一次世界大戦後、フランスが対ドイツ防衛線として国境に構築した要塞線。当時の陸相マジノの建議により一九二七年に着手し、三六年に完成。四〇年ドイツ軍に突破された。

マジャール‐じん【マジャール人】🔗🔉

マジャール‐じん【マジャール人】 (マジャールはMagyar)ハンガリー民族の自称。大部分がハンガリーに、一部が周辺諸国に居住。言語はウラル語族に属する。

マジャパヒト‐おうこく【マジャパヒト王国】(‥ワウコク)🔗🔉

マジャパヒト‐おうこく【マジャパヒト王国】(‥ワウコク) (マジャパヒトはMajapahit)一三世紀末から一六世紀初めにかけてジャワ中・東部を支配したヒンドゥー教王国。シンガサリ朝の一族、ラデン=ウイジャヤが元軍の侵略を撃退してスラバヤ付近のマジャパヒトに建てた王国。一四世紀半ばが最盛期で、版図はボルネオ・マラッカ・スマトラにまで及んだ。一六世紀初頭、イスラム勢力の勃興により滅亡する。

マジョリカ🔗🔉

マジョリカ (英majolica)中世末期以来イタリア各地で作られた彩画陶器。白色不透明の錫(すず)の釉(うわぐすり)が施されたもの。近東からマジョルカ島を経てイタリアに技法が伝わったところからいう。

マジョリティー🔗🔉

マジョリティー (英majority)大多数。過半数。⇔マイノリティー

マジョルカ‐とう【マジョルカ島】(‥タウ)🔗🔉

マジョルカ‐とう【マジョルカ島】(‥タウ) (マジョルカはMajorca)「マリョルカとう(―島)」の英語名。

マシン🔗🔉

マシン (英machine)〈マシーン〉 1 機械。 2 競走用自動車。

マシン‐ガン🔗🔉

マシン‐ガン (英machine gun)機関銃。

マダガスカル🔗🔉

マダガスカル (Madagascar)インド洋南西部、アフリカ大陸の南東方にあるマダガスカル島とその属島からなる共和国。現地語ではマルガシュ。一八九六年フランス領、一九六〇年独立。首都アンタナナリボ。

マダム🔗🔉

マダム (フランスmadame) 1 既婚の女性。奥様。夫人。 2 料理屋・バー・喫茶店などの女主人。

マダム‐バタフライ🔗🔉

マダム‐バタフライ (原題イタリアMadama Butterfly)=ちょうちょうふじん(蝶蝶夫人)

マッケンジー‐がわ【マッケンジー川】(‥がは)🔗🔉

マッケンジー‐がわ【マッケンジー川】(‥がは) (マッケンジーはMackenzie)カナダの北西部を流れる大河。グレート‐スレーブ湖を水源とし、ノースウェスト‐テリトリーズの西を流れ、北極海に注ぐ。全長四二五〇キロメートル。

マッハ‐すう【マッハ数】🔗🔉

マッハ‐すう【マッハ数】 (マッハはドイツMach オーストリアの物理学者エルンスト=マッハにちなむ)流体または流体の中を運動する物体の速度と音速との比。マッハ一は秒速約三四〇メートル。時速約一二二四キロメートル。飛行機やロケットなどの飛行速度を表すのに用いられる。記号Mマッハ。

マッヘ🔗🔉

マッヘ (ドイツMache)空気・温泉水などに含まれるラジウムやエマナチオンの濃度の単位。一リットルの空気・温泉水などが電離作用で〇・〇〇一静電単位の電流を流すとき、一マッヘという。

マドモアゼル🔗🔉

マドモアゼル (フランスmademoiselle)〈マドモワゼル・マドムアゼル・マドマゼル・マドモアジェール〉お嬢さん。娘さん。令嬢。

マドラス🔗🔉

マドラス (Madras)インド共和国南東部、ベンガル湾に面するコロマンデル海岸の港湾都市。南インドの商工業および文化の中心地で、タミルーナド州の州都。東南アジアとの貿易も盛ん。一六四〇年イギリス東インド会社の根拠地となり、一六四四年建設のセントジョージ城を中心に市街地が形成された。正式名称、チェンナイ。

マドリード🔗🔉

マドリード (Madrid)スペインの首都。同国中央部、メセタ台地にある。一五六〇年スペイン王国の首都となってから発展。一八世紀に建設された王宮や、美術館・博物館・大闘牛場がある。

マドリガル🔗🔉

マドリガル (英madrigal)牧歌や恋愛詩に作曲した小曲。朗らかな楽しい気分に満ちたものが多い。恋愛抒情歌。また、同様の形式の無伴奏の合唱曲。

マドレーヌ🔗🔉

マドレーヌ (フランスmadeleine)バターを使ったカステラふうの丸型のフランス菓子。

マドンナ🔗🔉

マドンナ (イタリアmadonna元来は婦人の敬称)聖母マリア。また、その画像。

マハーバーラタ【摩訶婆羅多】🔗🔉

マハーバーラタ【摩訶婆羅多】 (サンスクリットMahbhrata)古代インドの叙事詩。作者はビヤーサと伝える。口伝により、現存の形は四世紀ごろ成立。一八編、一六音節二行一〇万頌(じゅ)。ヒンドゥー教の根本聖典ともされる。

マフィア🔗🔉

マフィア (MaFIa)アメリカの大都市に巣食うイタリア系の犯罪組織。全米とカナダにあって、麻薬や賭博などで財源を得ている。元来はイタリアでシチリア島の独立をめざした秘密結社で、合言葉「フランス人の死はイタリア人の叫びだ(Morte alla Francia,Italia anolla)」の頭文字からとった名称という。ラ‐コーサ‐ノストラ。

マホガニー🔗🔉

マホガニー (英mahogany)センダン科の常緑大高木。北アメリカ南部、西インド諸島に生える。高さ三〇メートルに達する。樹皮は赤褐色ではげ落ちる。葉は偶数羽状複葉で互生し、長さ約二〇センチメートル、三〜五対の卵状披針形の小葉から成る。夏、葉腋に総状花序を出し白または淡紫色の小さな五弁花が円錐状に群がって咲く。果実は卵形で長さ約一〇センチメートル、熟すれば五片に裂ける。材は紅色で堅く光沢があり水に強く優良な木材として器具・家具に使われる。桃花心木。マホガニーのき。

マホメット🔗🔉

マホメット (英Mahomet)イスラム教祖。アラビア語でムハマッド。メッカに生まれる。四〇歳頃に啓示をうけ唯一神アラーの崇拝を説き始めた。後、政治的手腕を発揮し、教団を統一、アラビア民族を統合してサラセン帝国の基礎を築いた。(五七一〜六三二)

みろく‐ぼさつ【弥勅菩薩】🔗🔉

みろく‐ぼさつ【弥勅菩薩】 (「弥勅」は梵Maitreya「慈尊」と訳す)菩薩の一。兜率天(とそつてん)の内院に住み天人のために説法しているが、釈迦入滅後五六億七千万年後にこの世界に現れて衆生を救うという。弥勅。弥勅慈尊。弥勅竜樹。

メージャー🔗🔉

メージャー (英major)長音階。長調。⇔マイナー

メード‐イン‐ジャパン🔗🔉

メード‐イン‐ジャパン (英made in Japan)〈メイドインジャパン〉日本製。日本製品。

メーヌ‐ド‐ビラン🔗🔉

メーヌ‐ド‐ビラン (Maine de Biran)フランスの哲学者。本名はマリ=フランソワ=ピエール=ゴンティエ=ド=ビラン。内省的方法による心理学的形而上学を樹立し、デカルトを模して「われ意志するゆえに、われあり」という主意主義を主張。晩年は神秘主義に接近。(一七六六〜一八二四)

メール🔗🔉

メール (英mail)〈メイル〉郵便。郵便物。「エアメール」「ダイレクトメール」など。

メーン🔗🔉

メーン (Maine)アメリカ合衆国の州の一つ。大西洋岸の最北端にあり、カナダと国境を接する。一八二〇年マサチューセッツ州から分離して二三番目の州となる。氷河湖と針葉樹林が多く、林業が盛ん。州都オーガスタ。

メーン‐エベント🔗🔉

メーン‐エベント (英main event)〈メインエヴェント〉一続きの催し物の中で主要なもの。特にプロボクシング・プロレスリングでその日の最後に組まれている、呼び物の試合。

メーン‐シャフト🔗🔉

メーン‐シャフト (英main shaft)〈メインシャフト〉機械の主軸。

メーン‐スタンド🔗🔉

メーン‐スタンド (洋語main stand)〈メインスタンド〉競技場の正面の観覧席。特別観覧席。

メーン‐ストリート🔗🔉

メーン‐ストリート (英main street)〈メインストリート〉大通り。本通り。目抜き通り。

メーン‐タイトル🔗🔉

メーン‐タイトル (英main title)〈メインタイトル〉 1 映画の冒頭部で題名などを示す字幕。 2 主となる標題。サブタイトルに対する。

メーン‐テーブル🔗🔉

メーン‐テーブル (英main table)〈メインテーブル〉宴席、会議などで、主賓や議長がすわる正面テーブル。主卓。中央卓。

メーン‐ポール🔗🔉

メーン‐ポール (英main pole)〈メインポール〉競技場などの旗をあげる柱のうち、中心となる最も高い柱。

メーン‐マスト🔗🔉

メーン‐マスト (英mainmast)〈メインマスト〉船の帆柱のうちの主要なもの。二本ある船では後檣を、三本以上の船では二番目のマストをさす。大檣。

メジャー🔗🔉

メジャー (英Major major oil companyの略)国際石油資本。世界の石油供給の大部分を独占してきた、アメリカ・イギリス系などの巨大石油企業。

メジャー‐リーグ🔗🔉

メジャー‐リーグ (アメリカmajor Ieague)アメリカのプロ野球の最上位のリーグ。一八七六年結成のナショナル‐リーグと一九〇〇年結成のアメリカン‐リーグに分かれる。大リーグ。

メッチェン🔗🔉

メッチェン (ドイツMadchen)〈メートヒェン〉少女。娘。

メンテナンス🔗🔉

メンテナンス (英maintenance)維持。保守管理。「ビルメンテナンス」

もくけんれん【目連】🔗🔉

もくけんれん【目連】 (梵Mahmaudgalyyanaの音訳「摩訶目連」の略。大目連・目連とも)仏教の開祖釈迦の十大弟子の一人。中インドのマガダ国のバラモンの出身。舎利弗(しゃりほつ)とともに仏弟子となった。神通第一といわれる。盂蘭盆会(うらぼんえ)は、かれが餓鬼道に落ちて苦しんでいた母を救うことができたという伝承に基づく。生没年不詳。

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