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さ・げる【下げる】🔗🔉

さ・げる【下げる】 他下一 上部を固定し他方が下に垂れるようにして取り付ける。 「軒下に提灯ちょうちんを━」 「神前に注連縄しめなわを━」 「カーテンを━」 「本日休業の札を━」 手・肩・腰などで支えて下に垂らす。ぶらさげる。また、そのようにして引き連れる。引っ提げる。 「買い物かごを手に━」 「首に/からペンダントを━」 「胸に胸飾りを━」 「手土産を━・げてやって来た」 「どの面つら━・げて来やがった(=よくもぬけねけと来たもんだ)」 手につるし持つ、引き連れる意では、「提げる」と書くことも多い。 物の位置を上から下に移動させる。 「柱時計の位置を━」 「行頭は文字を一字━・げて書く」 「銃口を━」 「深々と頭を━」 「溜飲りゅういんを━」 「地震が海面の水位を━」など、を主語にしていう言い方もある。 段階・程度などを低いところに移す。〔意図的な行為にもそうでない場合にもいう〕 「取締役から部長に地位を━」 「分かりやすくはしたが質は━・げなかった」 「音量を━」 「解熱剤で熱を━」 「失言がもとで評判を━」 「長引く不況が業績を━」など、を主語にしていう言い方もある。 目上の人のいる場所から遠ざける。また、膳ぜんなどを取り去って片づける。 「客間から家人を━」 「膳[供物くもつ]を━」 後ろへ移動させる。 「心持ち車の位置を━」 「机と椅子いすを━」 〔古風な言い方で〕上位の者や官庁などが金銭・許可などを下げ渡す。下付する。下ろす。 「恩給を━」 「免状を━」 〔古風な言い方で〕貯金などを引き出す。下ろす。 「ありったけの貯金を━・げ壺井栄 一度提出した要求などを自分のもとに戻す。引き下げる。引っ込める。 「訴え[要求]を━」 ◆上げる さ・ぐ(下二) 下げ 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖上下‖じょうげ

明鏡国語辞典 ページ 2390 での下げる単語。