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あわれ【哀れ・憐れ】アハレ🔗🔉

あわれ【哀れ・憐れ】アハレ 名・形動 ものに対して感じるしみじみとした趣。もの悲しさを伴った情趣・風情ふぜい。ものの哀れ。また、しみじみともの悲しく思うさま。 「秋の夕暮れに━を催す」 「旅の━が身に染みる」 ◇対象が美的な感動を誘うものとみなして言う。 哀・憐人生や人の世に対して感じるはかなさや無常。また、それを感じるさま。 「人の世の━が身に染みる」 気の毒だ、かわいそうだと思う気持ち。憐憫れんびん。同情心。憐れみ。また、そうだと思うさま。 「けなげに生きる貧しい兄妹に━を覚える」 「不幸な身の上が人の━を誘う」 「━な身なりが胸を打つ」 哀・憐情趣や人の心を解しないことをさげすんで言う。 「仲間を裏切るとは━なやつだ」 ◇同情に値するといって軽蔑けいべつの気持ちを言う。 ものに深く感動したときに発する語。ああ。 「━、断頭台の露と消える」 「━秋かぜよ情こころあらば伝えてよ佐藤春夫」 ◆は近年「哀」も使うが、伝統的に「憐」が好まれる。はかな書きが一般的。 ‐げ/‐さ/‐が・る 関連語 大分類‖悲しい感情‖かなしいかんじょう 中分類‖悲しい‖かなしい

明鏡国語辞典 ページ 247 での哀れ単語。