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じゅく・す【熟す】🔗🔉

じゅく・す【熟す】 自五 果物などの実が十分に実る。成熟する。うれる。また、酒などの食品が熟成する。 「果物が━」 「実は赤く━・したあと二つに裂ける」 「の中でワインが少しずつ━・してゆく」 「熟した」などの形で、人に転用することもある。「熟した体」 あることをするのにちょうどいい時機になる。 「機が━のを待つ」 「ついに交渉の機運が━・した」 未成熟の考えや構想などが成長して完成したものになる。 「考えが徐々に━・してくる」 「構想が十分に━・してから執筆にかかる」 技芸が未熟さを脱して熟達したものになる。 「彼の芸は十分に━・している」 ことばとことばが分かちがたく結びついて、熟語や慣用的な言い回しを作る。熟合じゅくごうする。また、新奇だったことばが一般に行われるようになる。 「『綺語』は『狂言綺語』と━・して使うことが多い」 「いまだ表現が━・さない(=こなれない)」 =熟する 関連語 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖生る‖なる

明鏡国語辞典 ページ 2842 での熟す単語。