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うかが・う【伺う】ウカガフ🔗⭐🔉
うかが・う【伺う】ウカガフ

他五
「聞く(=耳にする・耳に入れる)」の謙譲語。Aから聞くという動作について、Aを高める。お聞きする。拝聴する。
「話は奥様から━・っております」
「先生の御高説、謹んで━・いました」
「聞く(=耳にする・耳に入れる)」の丁重語。相手(=聞き手・読み手)に対する改まった気持ちを表す。
「私の━・っているところでは明日は定休日だそうです」
高めるべき人物が曖昧あいまいになり、丁重語化したもの。本来は誤りで、一般的でない。この丁重語化が進んだものとして、「娘から伺っております」など、高める必要のない人物から聞く場合に「伺う」を用いる言い方が見られるが、誤り。また、「係の者にお伺いください」のように相手の動作について「伺う」を使うのも、誤り。「係の者にお聞き[お尋ね]ください」などが適切。
「聞く(=問う・質問する)」の謙譲語。Aに聞くという動作について、Aを高める。お聞きする。お尋ねする。
「ちょっと━・いますが…」
「先生にお━・いしたいことがあって、参りました」
「書状にて兄上様の御機嫌をお━・い致す次第です」
「進退を━」
寄席などで、客に芸を披露する。
「一席━・います」
◇「御機嫌を伺う」意から。

自五
「訪とう(=訪問する)」「(先方へ)行く」の謙譲語。訪問したり行ったりする先の人物を高める。お訪ねする。参上する。
「明日、大阪の山田さんのところに━・います」
◇さらに敬意の度合いを高めて「お伺いする」「お伺い申し上げる」「お伺いいたす」とも。二重敬語だが、一般化している。「夕方お宅へお━・いします」
丁重語「参る」と異なり、必ず高めるべき人物がいる場合に使う。「×
出張で大阪へ━・います」→参る
(表現)
◆「窺うかがう」と同語源。
次項「窺う」「窺える」の意で「伺」を使うのは誤り。「×
関心の高さが伺える」
伺える
伺い
→敬語解説
関連語
大分類‖会う‖あう
中分類‖訪れる‖おとずれる
大分類‖聞く‖きく
中分類‖聞く‖きく























明鏡国語辞典 ページ 538 での【伺う】単語。