複数辞典一括検索+

まま【儘】🔗🔉

まま【儘】 〔ふつう、連体修飾語を受けて形式名詞的に使う〕 変化や変更が加わらない状態であること。もとと同じ状態であること。 「故郷は昔の━の風景だ」 「生の━食べる」 「見た━を話す」 《「━に」の形で》 その場の成り行きに任せること。 「足の向く━に歩く」 「人にされるが━になる」 思うとおりになること。 「世の中は思うが━になるものではない」 「部下を思いの━にあやつる」 は「かすれ声のあいさつのことばも━にならず池波正太郎」のように、上に連体修飾語を伴わない形でも使う。 《「…た━(で)」の形で、接続助詞的に》物事が次の事態に進展しないで、そのままの状態である場合の、または物事が予想外の展開を見せる場合の、直前の(硬直した)動作を表す。 「座った━、動かない」 「出ていった━帰らない」 「会社の金を持った━失踪しっそうした」 ◆「まにま(随意)」の転。くだけた言い方では「まんま」とも。

明鏡国語辞典 ページ 5831 での単語。