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わ・る【割る】🔗⭐🔉
わ・る【割る】

他五
力を加えて固いものをいくつかの部分に分け離す。また、瞬間的に力を加えてもとの形を壊す。〔意図的な行為にもそうでないものにもいう〕
「卵[スイカ]を━」
「石をぶつけてガラスを━」
「針でつついて風船を━」
「
せんべいを━・って食べる」
「うっかり落として茶碗を━」
「▽破る」とも。
意図的に細かい破片にする意では「砕く」を使う。
打ったり物をぶつけたりして皮膚に裂け目をつくる。
「額を━」
「衝突して唇を━」
「▽破る」とも。
一つにまとまっているものをいくつかの部分に分ける。分割する。
「全県を三つの選挙区に━」
「一年生を四つのクラスに━」
「大広間を五部屋に━・って使う」
組織や人間関係のまとまりをくずす。分裂させる。
「党[組織]を━」
「仲間を━」
「二人の仲を━」
左右に押し分けて間を離す。
「行列に━・ってはいる」
「雪を━・って福寿草が芽を出す」
多く「━・って〜する」の形で使う。
割り算をする。除する。
「八を二で━」
「勘定を頭数で━」
⇔掛ける
水などを他の液体に混ぜて濃度を薄くする。
「焼酎しょうちゅうをお湯で━」
「ウイスキーを炭酸水で━」
「スコッチに水を━」のような言い方もある。薄めるために入れる(=割り入れる)意。
《「口を━」の形で》隠している悪事などを白状する。
「証拠を突きつけられて口を━」
《「腹[胸・心]を━」「底を━」などの形で》心のうちをさらけだす。
「腹[胸・心]を━・って話し合う」
「底を━・って話す」
《「腰を━」の形で》相撲で、足を開いて膝ひざを曲げ体をまっすぐにのばしたまま腰を低くする。
「腰を━・って万全の体勢で寄り切る」
《「手形を━」の形で》手形を割り引く。手形割引をする。
「銀行で手形を━・ってもらう」
《「ゴールを━」の形で》サッカーで、相手の守りを抜いてゴールを決める。
「ロングシュートでゴールを━」

自五
ある範囲の外に出る。
「押されて土俵を━」
「ボールがサイドラインを━」
数量が基準の数値を含まず、それより下になる。下回る。割り込む。
「応募者が定員を━」
「賛成が半数を━」
「株価が一万円台を━」
「勝率が五割を━・った」
◇「一〇〇人を割る」は、九九人以下の意。
割れる
割り
関連語
大分類‖切る‖きる
中分類‖不足‖ふそく
大分類‖分かれる‖わかれる
中分類‖分配‖ぶんぱい
大分類‖分かれる‖わかれる
中分類‖分離‖ぶんり

































明鏡国語辞典 ページ 6634 での【割る】単語。