複数辞典一括検索+

わる・い【悪い】🔗🔉

わる・い【悪い】 物事がある側面で劣っている。 「この服は生地が━」 「目[切れ味]が━」 幸運などに恵まれていない。 「縁起[運]が━」 物事が好ましい状態ではない。 「天気[気分・景気]が━」 「たちの━病気にかかる」 成績や効率などが好ましくない。 「成績の伸びが━」 「能率が━」 人柄・態度、評判などが好ましくない。 「性格[心がけ]が━」 「口が━(=ずけずけ言う)人だ」 「評判が━」 やり方などが下手で、評価できない。 「立ち合い[センス・要領]が━」 互いの連絡や関係がうまくいっていない。 「鉄道とバスの連絡が━」 「二人は相性が━」 時期や都合が適当でない。 「質問のタイミングが━」 「私は午後が都合が━」 《「…に━」の形で》好ましくない結果をもたらすさま。 「夜更かしは健康に━」 《「━・くない」の形で》目的にかなってそれなりによい。相応にふさわしい。 「お祝いには時計も━・くない」 重要な行事を行うのにふさわしくない日である。厄日だ。 「友引に葬式とは日柄が━」 ことばの意味を低く評価して解釈するさま。 「よく言えば積極的、━・く言えば出しゃばり」 《「━・く」の形で、下に「言う」「思う」などの動詞を伴って》人物やその行動などを低く評価するさま。 「早めに帰るが━・く思うな」 道義的に正しくない。悪である。 「先に手を出したほうが━」 「━ことをした覚えはない」 害を与えたり迷惑をかけたりした相手に対して、すまないという気持ちを表す語。 「申し訳ない、私が━・かった」 「━が、ちょっと手伝ってくれ」 「待たせると皆に━じゃないか」 謝罪の挨拶あいさつとして使うことも多い。 《「━(だろう)か」「どうして[なぜ・どこが]━(か)」などの形で、反語的に》非難されるいわれはないとして、開き直っていう。 「ここにいて━か」 「中年男でどこが━」 「正直に言って、なぜ━」 ◆⇔よい 「わろし→わるし→わるい」と転じた。物事がある基準や条件から外れるときに、劣っている、好ましくないと判断していう。「よくない」で言い換えられることが多いが、意味がより積極的で強い。 ‐さ 関連語 大分類‖不正‖ふせい 中分類‖不正‖ふせい 大分類‖物事の性質‖ものごとのせいしつ 中分類‖悪い‖わるい

明鏡国語辞典 ページ 6635 での悪い単語。