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お・える【終える】ヲヘル🔗⭐🔉
お・える【終える】ヲヘル

動下一

他
続けてきたことをそこでおしまいにする。終わりにする。済ませる。
「二人は結婚式を━・えて新婚旅行に旅立った」
「午前中に仕事を━」
「食事[報告]を━」
⇔始める
続けてきた勤めや役割などをおしまいにする。また、その期間をおしまいにする。特に、命を閉じる。
「新入社員が研修(期間)を━」
「義務教育を━」
「二年間の単身赴任を━」
「幸福な生涯を━」
「八〇年の命を━」


とも、「〜を終わる」とともに、「〜が終わる」で言い換えることができる。「〜が終わる」は動作の終了を自然のなりゆきとして客観視していい、「〜を終える」は人の営みとして動作主の意図に注目していう。
の命を閉じる意の「生涯を終える」などには意図性はないが、「〜が終わる」では表現できない人の営みの重さがある。→終わる

自
〔俗〕終わる。
「宿題が━・えたら遊べるよ」
自動詞の「終わる」を他動詞に使うことは普通だが、他動詞の「終える」を自動詞に使うことはまれ。
《動詞連用形に付いて複合動詞を作る》その動作を終了させる意を表す。…てしまう。
「今、書き━・えたところだ」
「一人で二〇〇球を投げ━」
「食べ━・話し━・読み━」
⇔始める
「終わる」ともいうが、「終える」のほうが動作主の意図が強く出る。
◆
「卒業」を踏まえて「▽卒える」(「学業[小学校]を卒える」)、一区切りついて終える意で「▽了える」(「手紙を書き了える」)とも書くが、一般には「終」でまかなう。
を・ふ(下二)
関連語
大分類‖終わる‖おわる
中分類‖終了‖しゅうりょう


























明鏡国語辞典 ページ 775 での【終える】単語。