複数辞典一括検索+

《多く「━・ります」の形で》「いる」「います」の丁重語。相手(=聞き手・読み手)に対する改まった気持ちを表す。🔗🔉

《多く「━・ります」の形で》「いる」「います」の丁重語。相手(=聞き手・読み手)に対する改まった気持ちを表す。 「明日は家に━・ります」 「駅にはたくさんの人が━・ります」 相手に使う「明日は家におりますか」などは、西日本的な言い方。東日本では一般に「明日は家にいますか」となる。 〔主に関西地方で〕《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》他人の言動を卑しめる意を表す。…やがる。…よる。 「生意気を言い━」 「腰抜けめが、負け━・って」 補動 《「…て[で]━」の形で》…て(で)いる。 「今新聞を読んで━ところだ」 「皆元気にして━か?」 言い切りの形や「…ておった」などでは、古風かつ西日本方言的で、尊大な表現ともなるが、「…ており、…」の形(=連用形中止法)では、そのような感じがなくなる。「作者の最高傑作と考えられて━・り、受賞は順当なところだ」 《「…て[で]━・ります」の形で》「…ています」の丁重語。相手(=聞き手・読み手)に対する改まった気持ちを表す。 「お世話になって━・ります」 「中国語を学んで━・ります」 「〔看護師が〕先生、患者が腹痛を訴えて━」 「まだ雨が降り続いて━・ります」 《多く「…ずに━」の形で》「…ずにいる」の古風で西日本方言的な言い方。尊大な感じを伴う。 「手をつけずに━・ったもんだから、仕事がたまってしもうた」 ◆→おられる を・り(ラ変) おれる「かわいそうで見ちゃおれん」 関連語 大分類‖有る‖ある 中分類‖存在‖そんざい お・る【折る】ヲル 他五 棒状・板状のものを鋭く曲げる。また、そのようにして切り離す。〔意図的な行為にもそうでない行為にもいう〕 「枝を━・って杖つえにする」 「カッターの刃を━」 「今日は二本もバットを━・った」 体の(関節の)部分を曲げる。 「指を━・って数える」 「腰を━・って挨拶あいさつする」 骨を損傷する。骨折する。また、歯(特に、前歯)を損傷する。 「肋骨ろっこつ[前歯]を━」 紙や布を曲げて重ねる。折り曲げる。 「紙を二つに━」 「ズボンのすそを━」 紙を畳み重ねて物の形を作る。折り紙を作る。 「千羽鶴を━」 〔慣用句的に〕物事を中断する。 「筆を━」 「話の腰を━」 「節せつを━」 《「骨を━」の形で》苦労する。 「資金集めに骨を━」 「気骨きぼねを折る(=気苦労をする)」「大骨を折る(=大いに苦労する)」「小骨を折る(=ちょっとばかり苦労する)」などのバリエーションがある。 《「鼻を━」「角つのを━」などの形で》相手をくじく。また、相手に譲歩する。 「鼻っ柱を折る」「天狗てんぐの鼻を折る」「我を折る」などのバリエーションがある。 折れる 折り

明鏡国語辞典 ページ 951 での=聞き手単語。