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し‐て🔗🔉

し‐て 連語 《「みんな」「○○人(複数)」などの語に付いて》全員がいっしょになって事をする意を表す。…で。 「みんなして阻止する」 「二人[親子三人]して出かける」 動作に使うことが多いが、状態表現にも。「兄弟二人して優秀だ」 《「…をして」の形で》使役表現の被使役者を表す。 「私をして言わしめれば、彼こそ天才だ」 「師匠をして降参させたとは大した腕前だ」 ◇漢文訓読調の言い方。 下に動詞未然形+使役の助動詞「しむ」「しめる」、まれに「(さ)せる」を伴う。 《形容(動)詞の連用形に付いて》断定の気持ちをこめながら、同類のことを並べ上げる。…でありかつ。 「荘厳にして優美な曲」 「労多くして功少ない」 「簡かんしてようを得る」 《形容詞、打ち消しの「ない」、トタル型形容動詞の連用形などに付いて》そのような状態で。 「若くして名をなす」 「努力せずして成功はない」 「彼女なくしては生きられない」 「頑がんして譲らない」 《格助詞「に」に付いて》→にして 《格助詞「から」に付いて》→からして 《格助詞「と」に付いて》→として ◆動詞「する」の連用形「し」+接続助詞「て」。

しで【四手・垂】🔗🔉

しで【四手・垂】 玉串たまぐし・注連縄しめなわなどにつけて垂らす、細長く切った紙。昔は木綿ゆうを用いた。 ◇動詞「垂づ(=たらす)」の連用形から。 ヤクの尾の毛を束ねた払子ほっすのようなもの。昔、槍やりの柄につけて槍印とした。

し‐で【死出】🔗🔉

し‐で【死出】 死んで冥土めいどへ行くこと。 「━の旅(=死ぬこと)」 「━の山(=冥土にあるという険しい山)」

明鏡国語辞典 ページ 2670