複数辞典一括検索+

焼け野の雉きぎす夜の鶴つる🔗🔉

焼け野の雉きぎす夜の鶴つる 子を思う親の情が深いことのたとえ。 ◇巣のある野を焼かれた雉は身の危険も顧みずに子を救い、寒い夜、鶴は翼で子をおおって温めるということから。

やけ‐のこ・る【焼け残る】🔗🔉

やけ‐のこ・る【焼け残る】 自五焼けないで残る。 「━・ったビル」 関連語 大分類‖余る‖あまる 中分類‖残る‖のこる

やけ‐のはら【焼け野原】🔗🔉

やけ‐のはら【焼け野原】 野火で焼けた野原。焼け野。 火災などによって焼かれ、あたり一面が荒れ果てている所。焼け野が原。

やけ‐のみ【自棄飲み】🔗🔉

やけ‐のみ【自棄飲み】 名・自サ変やけになって酒を飲むこと。やけ酒を飲むこと。 「失恋して━する」

やけ‐ぶとり【焼け太り】🔗🔉

やけ‐ぶとり【焼け太り】 名・自サ変火災にあったことで、かえって生活や事業の規模が大きくなること。 「保険をかけていて━した店」

やけ‐ぼっくい【焼け杭・焼け杭】━ボックヒ🔗🔉

やけ‐ぼっくい【焼け杭・焼け杭】━ボックヒ 焼けてこげた杭くい。燃えさしの棒杭。

焼け木杭に火が付・く🔗🔉

焼け木杭に火が付・く 以前に関係があって一度縁が切れていたものが、またもとの関係に戻ることのたとえ。多く男女関係にいう。 ◇一度焼けた杭くいは燃えつきやすいことから。 「焼けぼっくりに火が付く」は誤り。

やけ‐やま【焼け山】🔗🔉

やけ‐やま【焼け山】 野火などで草木の焼けた山。 噴火したことのある山。

や・ける【焼ける】🔗🔉

や・ける【焼ける】 自下一 火がついて燃える。また、燃えてなくなる。 「火事で家が━・けた」 「空襲で町が━・けた」 「失火で国宝の壁画が━・けた」 「ゴムの━においがする」 火にあぶられて中まで熱が通る。 「芋[肉]が━」 「もちがこんがりと━」 〜ガに対象をとる言い方。 熱せられて高温になる。 「鉄が真っ赤に━」 「━・けた砂が足に熱い」 原材料に熱が加えられて物ができあがる。 「パイ[ローストビーフ]が━」 「見事に━・けた壺つぼ〜ガに結果をとる言い方。 日光に当たって皮膚ひふの色が赤黒くなる。 「鼻の先が日に━・けて赤い」 「小麦色に━・けた肌」 日光や薬品によって物の色が変わる。 「西日が当たって畳が━」 「カーテンの色が━」 日光を受けて空や雲の色が赤くなる。 「空が夕日で真っ赤に━・けている」 《「胸が━」の形で》食べ物が胃の中にもたれて胸が熱いように感じる。 「食べ過ぎて胸が━」 《「…が━ようだ」の形で、上に身体(の部分)を表す語をとって》体に熱い・痛いなどの強い刺激を感じるさまをいう。 「高熱で体が━ように熱い」 「風邪でのどが━ように痛い」 「あまりの辛からさに舌が━ようだ」 《「手が━」「世話が━」の形で》あれこれ気をつかって手がかかる。やっかいである。 「うちの子供には手が━」 「世話の━人たち」 ねたましく感じられる。嫉妬しっと心がきざす。 「仲のいい二人を見ると━・けてくる」 妬ける」が好まれる。また、「嫉ける」とも。 や・く(下二) 自他下一〔「焼く」の可能形〕焼くことができる。 「クッキーが上手に━・けない」 関連語 大分類‖不快な感情‖ふかいなかんじょう 中分類‖妬む‖ねたむ

明鏡国語辞典 ページ 6170