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【名にし負おう】🔗⭐🔉
【名にし負おう】
その名も有名な。その名にふさわしい。
「━強豪相手との戦い」
◇「名に負う(=その名として持っている)」を強めたもの。「し」は、文語の副助詞。
「おう」を「追う」と書くのは誤り。

【名に背そむかない】🔗⭐🔉
【名に背そむかない】
→背く

なに【何】🔗⭐🔉
なに【何】

代

不定称の指示代名詞
〔付属語の「だ」「で」「なら」「なり」に続くときは「なん」となる。「と」「に」「か」は「なん」となることもある〕
事物の名前・所属・内容などについて、疑いを表す語。
「これはなんですか?」
「ご用件はなんでしょう?」
「━がほしい?」
「━をしてるの?」
相手がそれと分かる事物について、名前の代わりに使う語。例のもの。あれ。また、物事を直接的に指すのを避けて遠回しにいう語。
「いつもの、━はあるかな」
「うちの━がうるさくてね」
「お言葉を返すようでなんですが…」
「自分で言うのもなんですが…」
《「━を…か?」「━を…のだ!」など、疑問・反語・詰問などを表す自動詞文で》不審の気持ちで、事態成立の基盤を問う。また、その不当性を非難する。どんな理由で。なぜに。なんで。
「━を泣いているのか?」
「━をためらうことがあろうか」
「━をぐずぐずしてるんだ!」
他動詞の場合は、〜ヲに対する普通の疑問を表す。「何を読んでるの?」
《「━を(っ)」の形で、感動詞的に》相手の言動を強くさえぎって非難する。
「━を、こしゃくな!」
◇「何を言う[する]んだ」などの下略から。

副
《下に打ち消しを伴って》少しも。どれをとっても。
「━不自由なく暮らす」
「━一つない」

感
予想外の出来事に驚く意を表す。なんだって。
「━、雨が降ってきたって」
相手の気遣いや予想を軽く打ち消す意を表す。いや。
「━、大した傷ではありません」
相手の言動をとがめて、反発する意を表す。なんだと。
「━、やろうっていうのか」

























【何するものぞ】🔗⭐🔉
【何するものぞ】
みずからを鼓舞して、相手などが大したものではないことをいう。
「古豪、━」
◇何をすることができようか(いやできない)の意。
【何を措おいても】🔗⭐🔉
【何を措おいても】
何事にも優先させて。まず第一に。何はさておき。
【何をか言わんや】🔗⭐🔉
【何をか言わんや】
あきれて何も言えない。
「あれで大統領とは、━だ」
◇何を言おうか(言うことは何もない)の意。
なに‐か【何▽彼】🔗⭐🔉
なに‐か【何▽彼】

名
種々雑多な事物・事態をまとめてさし示す語。あれやこれや。いろいろ。
「━につけて文句を言う」




なに‐か【何か】🔗⭐🔉
なに‐か【何か】

連語
特定できない事物や出来事を表す語。
「━食べたい」
「━が足りない」
《「…か━」の形で》同類の他のものでもよい意を含みながら一つを示す語。…でも。…かなんか。
「コーヒーか━お持ちしましょうか」
《「…や━」の形で》同類のものが他にあることを含みながら一つを示す語。…やなんか。
「準備や━で大変だ」

副
漠然ばくぜんと感じられることを表す語。どことなく。どこか。なんか。
「━おかしいぞ」
「━いやな予感がする」

感
相手の言動を確認する気持ちを表す。何かい。
「それなら━、もう辞めるっていうのか」


















【何かと言うと】🔗⭐🔉
【何かと言うと】
何か事があるたびに同じ言動をするさま。何かにつけ。何かと言えば。
「━、自慢話だ」
なに‐が【何が】🔗⭐🔉
なに‐が【何が】

連語
反語を表す。どうして…か、そんなことはない。
「陰では泣く者もあるというのに━めでたいものか」




なに‐がし【▽某・何▽某】🔗⭐🔉
なに‐がし【▽某・何▽某】

名
数量、特に金銭の額があまり多くないことを漠然と言い表す語。
「━かの金を包む」

代

不定称の人代名詞
具体的な名をあげないで、その人を指し示す語。また、名のわからないときに、その人を指し示す語。
「山田━という人」
「何の━と名のる」












なにか‐しら【何かしら】🔗⭐🔉
なにか‐しら【何かしら】

副
特定できない物事を表す語。何かわからないが(あるもの)。
「読めば━得るところがある」
原因・理由がはっきりしないことを示す語。なぜということもなく。どうしたわけか。
「━不安になる」






なにか‐と【何▽彼と】🔗⭐🔉
なにか‐と【何▽彼と】

副
あれこれと。いろいろと。
「今月は━忙しい」




なにが‐なし【何がなし(何が無し)】🔗⭐🔉
なにが‐なし【何がなし(何が無し)】

副ニ
なんということなく。なんとなく。
「日が暮れると━(に)寂しくなる」




なにが‐なんでも【何が何でも】🔗⭐🔉
なにが‐なんでも【何が何でも】

連語
どんなことがあっても。
「━やり抜いてみせる」
いくらなんでも。
「━ひどい話だ」






なにから‐なにまで【何から何まで】🔗⭐🔉
なにから‐なにまで【何から何まで】

連語
なにもかも。ことごとく。全部。
「ジャズのことなら━知っている」




なに‐くそ【何▼糞】🔗⭐🔉
なに‐くそ【何▼糞】

感
くじけまいとして気持ちを奮い立たせるときに発する語。
「━、負けるものか」




なに‐くれ【何くれ】🔗⭐🔉
なに‐くれ【何くれ】

副ト
あれやこれやと。いろいろ。なんやかや。
「━(と)気を使う」




なにげ‐な・い【何げない(何気無い)】🔗⭐🔉
なにげ‐な・い【何げない(何気無い)】

形
はっきりした考えや深い意図もなくふるまうさま。
「━風を装う」
「━一言が胸に突きささる」
「━・く窓外に目をやる」
近年「何げなく」「何げなしに」を「何げに」と言うが、誤り。→助動詞「ない」の表現
《連体形で》〔俗〕なんら変わったところのない意を表す。取りたてるほどもない。何ということもない。
「━日常を描く」
「━風景に安らぎを感じる」
‐さ









なに‐ごと【何事】🔗⭐🔉
なに‐ごと【何事】

名
どのような事柄。どんなこと。
「━が起こったのだろう」
「━かと思ったら、そんなことか」
あらゆること。何もかも。万事。
「━も辛抱が肝心だ」
「━によらず命に従う」
相手をとがめるときに用いる語。どうしたこと。何ということ。
「逃げ出すとは━か」







なに‐さま【何様】🔗⭐🔉
なに‐さま【何様】

名
様を付けて呼ばれるような偉い人。
「いったい━のつもりだ」
◇多く皮肉の意を込めて使う。

副
〔古い言い方で〕心の中でそれと納得するさま。なるほど。いかにも。
「━そんなこともあるだろう」










なに‐しろ【何しろ】🔗⭐🔉
なに‐しろ【何しろ】

副
他の事情はどうであれ。なんにしても。ともかく。
「━忙しくて食事をとる時間もない」




なに‐せ【何せ】🔗⭐🔉
なに‐せ【何せ】

副
なんにせよ。何しろ。なんせ。




なにと‐ぞ【何▽卒】🔗⭐🔉
なに‐なに【何何】🔗⭐🔉
なに‐なに【何何】

代

不定称の指示代名詞
不明・不確定な事物を並列して指し示す語。また、一つ一つの事物を具体的にいう必要のないときにそれらを指し示す語。
「認可の申請には━が必要ですか」
「一つ━、二つ━と列記する」

感
相手のことばなどを確認するとき、また相手のことばなどに反問するときに発する語。
「━、もう一度言ってくれ」
「━、金を貸してくれだって」












なににも‐まし‐て【何にもまして(何にも増して)】🔗⭐🔉
なににも‐まし‐て【何にもまして(何にも増して)】

連語
ほかの何ものよりも。いちばん。最も。
「━健康が大切だ」




なには‐さておき【何はさておき】🔗⭐🔉
なには‐さておき【何はさておき】

連語
〔副詞的に〕ほかの事はひとまずさしおいても。まず第一に。
「━資金が必要だ」




なには‐ともあれ【何はともあれ】🔗⭐🔉
なには‐ともあれ【何はともあれ】

連語
〔副詞的に〕ほかの事はどうであろうとも。ともかく。
「━連絡だけはしておこう」
「━無事でよかった」




なには‐なくとも【何は無くとも】🔗⭐🔉
なには‐なくとも【何は無くとも】

連語
〔副詞的に〕格別のものはなくても。ほかのものはさしおいても。
「━健康で暮らせれば結構だ」




なに‐ぶん【何分】🔗⭐🔉
なに‐ぶん【何分】

名
はっきりしない内容を表す。また、はっきり決まっていない数量を表す。なんらか。いくらか。
「当局から━の指示があるだろう」
「━(か)の寄付をする」

副
相手の好意や適切な処置を願う気持ちを表す。なにとぞ。どうぞ。
「━よろしくお願いします」
なんといっても。なにしろ。
「━まだ子どもなもので…」












なに‐ぼう【何某】🔗⭐🔉
なに‐ぼう【何某】

名
名前を明らかにしないで一定の人をさす語。また、名前がわからない人をさす語。だれそれ。なにがし。




なに‐ほど【何ほど(何程)】🔗⭐🔉
なに‐ほど【何ほど(何程)】

名
特定できない数量を表す。どれほど。いかほど。どれくらい。
「━の米を用意しておこうか」
◇副詞的にも使う。
《反語の表現で》大したことはない、の意を表す。
「少しぐらい打たれたとて━のことがあろう」

副
どのように。どんなに。
「━頼まれてもお請けできません」












なに‐も【何も】🔗⭐🔉
なに‐も【何も】

連語
《「…も━(すべて)」などの形で、下に欠如などの意を表す語を伴って》同類のすべてに関心が及ぶ意を表す。どんなものも。なにもかも。
「屋敷も━すべてが灰燼かいじんに帰した」
「仕事も━忘れて休暇を楽しむ」
《下に打ち消しを伴って》全面的な否定を表す。全く[少しも]…ない。
「見るべきものは━ない」
「━知らない」
「━見てはいけない」
《下に「…ことはない(必要)」「…なくてもいい(許容)」などの表現を伴って》特にとりたてて…する必要がない意を表す。
「━そんなに怒ることはない」
「━無理に出席しなくてもいいのよ」







なに‐もの【何物】🔗⭐🔉
なに‐もの【何物】

名
どのようなもの。いかなるもの。
「健康は━にも代えがたい」
「恥辱以外の━でもない」




なに‐もの【何者】🔗⭐🔉
なに‐もの【何者】

名
名前・身分などのわからない人をさす語。どのような人。だれ。
「━かが侵入したらしい」
「━だ、名を名乗れ」
あらゆる人。いかなる人。何人なにびと。
「━も近寄ることができない」
関連語
大分類‖人称‖にんしょう
中分類‖だれ‖だれ






なにや‐かや【何や▽彼や】🔗⭐🔉
なにや‐かや【何や▽彼や】

連語
あれやこれや。いろいろ。
「━で出費がかさむ」
「━とやかましい」




なに‐やつ【何▽奴】🔗⭐🔉
なに‐やら【何やら】🔗⭐🔉
なに‐やら【何やら】

副
実体・理由などがはっきりしないさま。何かわからないが。どういうわけか。
「━白い影が見える」
「━嬉しくなってきた」




なに‐ゆえ【何故】━ユヱ🔗⭐🔉
なに‐より【何より】🔗⭐🔉
なに‐より【何より】

名・副
他のどんな物事よりもよいこと。この上ないこと。
「━のプレゼントをありがとう」
「お変わりなくて━です」
「無事に帰国できて━うれしい」




なにわ【▽難▽波・▽浪▽速・▽浪▽華・▽浪🔗⭐🔉
なにわ【▽難▽波・▽浪▽速・▽浪▽華・▽浪▽花】ナニハ

名
大阪市の旧称。また、大阪の通称。




【難波の葦あしは伊勢いせの浜荻はまおぎ】🔗⭐🔉
【難波の葦あしは伊勢いせの浜荻はまおぎ】
物の呼び名や風俗・習慣は土地土地によって異なるものだということ。
◇難波で「あし」と呼ぶ植物を伊勢では「はまおぎ」と呼ぶ意から。
なにわ‐ぶし【▽浪▽花節(▽難▽波節)】ナニハ━🔗⭐🔉
なにわ‐ぶし【▽浪▽花節(▽難▽波節)】ナニハ━

名
三味線を伴奏とする語り物。江戸末期、説経節や祭文の影響を受けて大坂で成立した。義理人情を主題とするものが多い。
〔俗〕義理や人情を重んじ、古風で通俗的なこと。また、その人。
「恩返しだなんて、君も━だな」






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