【五十歩百歩】
ゴジッポヒャッポ〈故事〉戦場で、五十歩逃げた者も百歩逃げた者も、逃げた距離に違いがあるが、逃げたことにはかわりはない。わずかの違いはあっても、だいたいにおいて同じであること。また、少しの差はありながら、どちらも劣っていること。「棄甲曳兵而走、或百歩而後止、或五十歩而後止。以五十歩笑百歩則何如、曰不可、直不百歩耳、是亦走也=甲ヲ棄テ兵ヲ曳キテ走グルニ、或モノハ百歩ニシテ後ニ止マリ、或モノハ五十歩ニシテ後ニ止マル。五十歩ヲ以テ百歩ヲ笑ハバ則チイカン、曰ハク不可ナリ、直ダ百歩ナラザルノミ、是レモ亦タ走グルナリ」〔
→孟子〕