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【服】🔗🔉

【服】 8画 月部 [三年] 区点=4194 16進=497E シフトJIS=959E 《常用音訓》フク 《音読み》 フク/ブク〈f・f〉 《名付け》 こと・はとり・もと・ゆき・よ 《意味》 {名}からだにぴたりとつけるきもの。身につけて着るもの。きもの。「衣服」「美其服=ソノ服ヲ美シクス」「紅紫不以為褻服=紅紫ハモッテ褻服ト為サズ」〔→論語{名}喪服(もふく)のこと。▽昔の中国には五とおりの喪服があり、それを「五服」といった。「五服」を参照。 フクス{動}ぴたりと身に着けて離さない。ぴったりとくっつける。「服牛」「服周之冕=周ノ冕ヲ服ス」〔→論語フクス{動}ぴたりとつき従って離れない。従う。〈対語〉→叛ハン。〈類義語〉→伏。「服従」「降服(=降伏)」「心悦誠服=心ヨリ悦ビ誠ニ服ス」「何為則民服=何ヲカ為セバスナハチ民服スルヤ」〔→論語フクス{動}その仕事や判定に従って離れない。「服田=田ニ服ス」「服刑=刑ニ服ス」「有事、弟子服其労=事有レバ、弟子ソノ労ニ服ス」〔→論語フクス{動}ぴたりとつき従わせる。離反させずにつき従わせておく。〈対語〉→叛ハン。「征服」「以一服八=一ヲモッテ八ヲ服ス」〔→孟子フクス{動}薬を常に用いて離さない。薬をのんで体内にとり入れる。「服用」「医不三世不服其薬=医三世ナラザレバソノ薬ヲ服セズ」〔→礼記フクス{動}なれる。なじむ。「不服水土=水土ニ服セズ」「君子之服之也=君子ノコレニ服スルナリ」〔→礼記フクス{動}喪にこもる。「服忌=忌ニ服ス」 {単位}一回に服用する薬の分量を数える単位。▽日本では、たばこに火をつけて吸う回数を数える単位にも用いる。「一服の薬」「一服吸う」 {名}周代に、王畿(都)の外の服属地を五百里ごとに区分した地域。「五服」 {名}矢をぴたりとくっつけて並べて入れる矢立て。えびら。▽箙に当てた用法。 {名}四頭立ての馬車で、中央のながえにぴたりとつけた内側の二頭の馬。「両服」 《解字》 会意兼形声。右側は、人に又(手)をぴたりとつけたさまを示す会意文字で、付(つける)と同じ。服はそれを音符とし、舟を加えた字で、もと舟べりにぴたりとつける板(舟服)のこと。のち、からだにぴたりとつける衣(衣服)のこと。▽服の左の部分はもと舟印であったが、月と書き誤って今日に及んだ。 《単語家族》 伏(ぴたりとくっつく)付(つける)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

漢字源 ページ 2132 での単語。