複数辞典一括検索+

【決】🔗🔉

【決】 7画 水部 [三年] 区点=2372 16進=3768 シフトJIS=8C88 【决】異体字異体字 6画 冫部 区点=4951 16進=5153 シフトJIS=9972 《常用音訓》ケツ/き…まる/き…める 《音読み》 ケツ/ケチ〈ju〉 《訓読み》 きめる(きむ)/きまる/かならず/えぐる(ゑぐる)/わかれる(わかる) 《名付け》 さだ 《意味》 ケッス{動}川の水が川の堤をコ型にえぐって切る。さける。切れる。「決壊」「決諸東方則東流=コレヲ東方ニ決スレバスナハチ東流ス」〔→孟子ケッス{動}きめる(キム)。きまる。ずばり切ることから、きっぱりときめる。▽断(切る)が断定の意に転じたのと同じ。「決断」「決大事=大事ヲ決ス」「決勝於千里之外=勝チヲ千里ノ外ニ決ス」〔→史記ケッス{動}きめる(キム)。きっぱりと覚悟をきめること。「決死=死ヲ決ス」 {動}罪人の刑をきめて処分する。「処決」 ケッシテ{副}予想や気持ちがきまっていることをあらわすことば。▽普通は否定の場合に用いる。 {副}かならず。きっと。▽唐・宋ソウのころには、肯定の場合にも用いた。〈類義語〉→必。「決再相見=決ズ再ビアヒ見ン」 {動}足をかけてがばとおきたつ。▽蹶ケツに当てた用法。「決起(=蹶起)」 {動}えぐる(グル)。▽抉ケツに当てた用法。 {動}わかれる(ワカル)。思い切ってわかれる。▽訣に当てた用法。「決別」「与武決去=武ト決レ去ル」〔→漢書{名}手にはめて、弓の弦を引く用具。ゆがけ。 《解字》 会意兼形声。夬カイは「コ印+又(手)+指一本」の会意文字で、手の指一本をコ型に曲げ、物に引っかけるさま。また、コ型にえぐるさま。抉ケツの原字。決は「水+音符夬」で、水によって堤防がコ型にえぐられること。がっぽりと切る(切れる)ことから、決定(きまる)の意に転じた。→夬 《単語家族》 缺ケツ(=欠。器がコ型にえぐったようにかける)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 2454 での単語。