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【甲】🔗🔉

【甲】 5画 田部 [常用漢字] 区点=2535 16進=3943 シフトJIS=8D62 《常用音訓》カン/コウ 《音読み》 コウ(カフ)/カン/キョウ(ケフ)〈ji〉 《訓読み》 きのえ/かぶと/よろい(よろひ)/こう(かふ) 《名付け》 か・かつ・き・きのえ・まさる 《意味》 {名}きのえ。十干ジッカンの一番め。▽五行では乙とともに木に当てる。日本の兄弟エトの「きのえ」は「木の兄エ」の意。順位の第一位を示す。 {名}科挙(官吏登用試験)で、成績による序列のこと。▽一甲・二甲・三甲と序列をきめ、一甲は状元・榜眼ボウガン・探花の三人。「鼎甲テイコウ(科挙で、三人の最優秀合格者)」「甲榜コウボウ(進士の試験の発表)」 {名}かぶと。よろい(ヨロヒ)。武具の一つ。からだにつけるかたい防具。「甲冑カッチュウ」「兵甲(武器やよろい)」「棄甲曳兵而走=甲ヲ棄テ兵ヲ曳キテ走ル」〔→孟子{名}かめ・えび・かに・昆虫などのかぶるかたいから。こうら。また、つめ。「亀甲キッコウ(かめのこうら)」「甲殻類」「指甲(つめ)」 「某甲ボウコウ」とは、その人の名がわからないときや、その人の名をはっきりと示さないときに用いることば。ある人。 {名}地方自衛の制度で、十戸を一組とする組のこと。▽いくつかの甲をあわせて保(または団)という。宋ソウの王安石がはじめた。「保甲制」「甲長(甲の長)」 〔国〕こう(カフ)。手や足で、表面の側。「手の甲」「甲が高い」「甲高カンダカい」とは、声や音が強く高いこと。 《解字》 象形。もと、うろこを描いた象形文字。のち、たねをとり巻いたかたいからを描いた象形文字。かぶせる意を含む。▽促音語尾のpがtに転じたばあいはカッと読む。 《単語家族》 盍コウ(かぶせる)盒ゴウ(ふたをする)合(ふたをする)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 2925 での単語。