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【由】🔗🔉

【由】 5画 田部 [三年] 区点=4519 16進=4D33 シフトJIS=9752 《常用音訓》ユ/ユイ/ユウ/よし 《音読み》 ユ/ユウ(イウ)/ユイ〈yu〉 《訓読み》 よる/より/よし/なお(なほ)…のごとし 《名付け》 ただ・ゆき・よし・より 《意味》 {動}よる。…から出てくる。…に由来する。…に基づく。あるルートに従う。〈類義語〉→依。「為仁由己=仁ヲ為スハ己ニ由ル」〔→論語〕「行不由径=行クニ径ニ由ラズ」〔→論語{前}より。…から。そのことによって。〈類義語〉→自。「由是観之=是ニ由リテコレヲ観レバ」「何由知吾可也=何ニ由リテ吾ガ可ナルヲ知ルヤ」〔→孟子{名}よし。その事が生じるわけ・原因。てだて。てづる。「理由」「摘由テキユウ(理由の大要)」「雖欲従之、末由也已=コレニ従ハント欲ストイヘドモ、由末キノミ」〔→論語{指}なお(ナホ)…のごとし。ちょうど…のようだ。▽猶ユウ(なお…のごとし)に当てた用法。「由水之就下沛然=ナホ水ノ下キニ就キテ沛然タルガゴトシ」〔→孟子「由蘖ユウゲツ」とは、木の切り株から細くのびた新芽。ひこばえ。 「由由ユウユウ」とは、細長く続くさま。転じて、ゆるゆると、ゆったりするさま。〈類義語〉悠悠。「故由由然与之偕而不自失焉=故ニ由由然トシテコレトトモニシテミヅカラ失ハズ」〔→孟子〕 〔国〕よし。伝聞した内容であることをあらわすことば。…とのこと。「病の由」 《解字》 象形。酒や汁をぬき出す口のついたつぼを描いたもの。また、…から出てくるの意を含み、ある事が何かから生じて来たその理由の意となる。 《単語家族》 抽(口からぬき出す)迪テキ(ある所から出てくる道)笛テキ(息と音がぬけ出てくるふえ)軸(車輪からぬけ出るじく)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 2929 での単語。