複数辞典一括検索+

【調】🔗🔉

【調】 15画 言部 [三年] 区点=3620 16進=4434 シフトJIS=92B2 《常用音訓》チョウ/しら…べる/ととの…う/ととの…える 《音読み》 チョウ(テウ)/ジョウ(デウ)〈tio〉〈dio〉 《訓読み》 ととのえる(ととのふ)/ととのう(ととのふ)/しらべる(しらぶ)/しらべ/つき/みつぎ 《名付け》 しげ・しらべ・つき・つぎ・つぐ・なり・のり・みつぎ 《意味》 チョウス{動}ととのえる(トトノフ)。ととのう(トトノフ)。でこぼこをならして、全体に行き渡らせる。利害や損得のでこぼこをなくして、全体のバランスをとる。バランスがとれる。「調和」「調停」「調以滑甘=調スルニ滑甘ヲモッテス」〔→礼記{動}くせのないようにととのえる。楽器の調子をととのえる。「調教」「調整」 チョウス{動}あしらう。からかう。〈類義語〉→嘲チョウ。「調笑(=嘲笑)」「毎調之=毎ニ之ニ調ス」〔→世説{動}しらべる(シラブ)。全体にまんべんなく目をとおす。▽去声に読む。「調査」 チョウス{動}軍隊や職務・物資を動かしてバランスをとる。▽去声に読む。「調任(地位を動かして按配する)」「調遣(兵を動かす)」「調関東軽車鋭卒=関東ノ軽車・鋭卒ヲ調ス」〔→漢書{名}しらべ。なごやかにバランスをとる音の流れ。▽去声に読む。「曲調」「短調」 {名}進行する物事の全体のぐあい。調子。▽去声に読む。「逆調」「格調」 {名}つき。みつぎ。租(年貢)・庸ヨウ(労役)に対して、布などの物納による税。晋シン代にはじまる。▽日本の律令にもとり入れられた。 《解字》 会意兼形声。周の原字は、田の全体に点々と作物の植えられたさまを示す会意文字。調は「言+音符周」で、全体にまんべんなく行き渡らせること。→周 《単語家族》 周到の周(全体にいきわたる)稠チュウ(全体にいきわたる)彫チョウ(=彫。全体にバランスよくほりこむ)などと同系。 《類義》 →検 《異字同訓》 ととのう/ととのえる。 →整 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 4138 での調単語。