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【谷】🔗🔉

【谷】 7画 谷部 [二年] 区点=3511 16進=432B シフトJIS=924A 《常用音訓》コク/たに 《音読み》 コク〈g〉 《訓読み》 たに/きわまる(きはまる) 《名付け》 たに・ひろ・や 《意味》 {名}たに。山の低くくぼんだ所。また、川の源となる水が、流れ出るくぼみ。転じて、うつろにくぼんだ所。〈類義語〉→谿ケイ。「渓谷」「空谷(うつろなたに)」「谷神(うつろな穴にひそむ不思議な力)」 {動・形}きわまる(キハマル)。いちばん奥に達して動きがとれない。▽いちばん奥の水源の意から。〈類義語〉→窮。「進退維谷=進退コレ谷ル」〔→詩経「暘谷ヨウコク」とは、太陽が出るという所。 「昧谷マイコク」とは、太陽が没するという所。 「吐谷渾トヨクコン」とは、晋シン代から唐代にかけて鮮卑センピ族がたてた国。今の青海省あたりにあった。▽欲ヨク(y)と同音に読む。 「谷蠡ロクリ・ロクレイ」とは、匈奴キョウドの部族の長の称号。▽禄ロク((入)屋)と同音に読む。 {名}こくもつ。▽穀に当てた用法。「陸谷(=陸穀。とうもろこし)」 《解字》 会意。「八印(わかれ出る)二つ+口(あな)」で、水源の穴から水がわかれ出ることを示す。▽卻(=却)の音符谷キャクは、口の上、鼻の下の正中線のくぼみをあらわし、谷コクとは別字。 《単語家族》 口(くちの穴)后コウ(しりの穴)喉コウ(のどの穴)などと同系。また、容(くぼんだ入れ物)は、その語尾の転じたことば。 《類義》 谿は、奚ケイ(糸でつなぐ)のように細長くつながったたに。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 4192 での単語。