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【豈】🔗🔉

【豈】 10画 豆部  区点=7617 16進=6C31 シフトJIS=E6AF 《音読み》 /ケ〈q〉/ガイ/カイ〈ki〉 《訓読み》 あに 《意味》 {助}あに。文頭や述部のはじめについて、反問の語気をあらわすことば。どうして…であろうか。▽多くは文末に、乎・哉などの助辞をそえる。〈類義語〉→其→安→焉イズクンゾ。「豈敢…=アニアヘテセンヤ」「豈其然乎=アニソレ然ランヤ」〔→論語〕「豈唯敝邑=アニタダ敝邑ノミナランヤ」〔→左伝{助}あに。だめを押して強調することば。なんと…ではないか。「豈非天乎=アニ天ニアラズヤ」〔→左伝{形}にこやかなさま。「豈弟ガイテイ」 {動・名}にこやかにどよめく。また、にぎやかな軍楽。▽凱旋ガイセンの凱に当てた用法。「豈楽飲酒=豈楽シテ酒ヲ飲ム」〔→詩経〕 《解字》 象形。喜の字の上部や、鼓の字の左の部分とよく似た形で、神楽の太鼓をたてた姿を描いた象形文字であろう。もと、にぎやかな軍楽のこと。▽のち、その音を借りて指示詞の其キ(それ)に当て、指示・強調を加えて反問する語気をあらわす。「其非天乎=ソレ天ニアラズヤ」は「豈非天乎=アニ天ニアラズヤ」と同じ。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 4195 での単語。