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【辟】🔗🔉

【辟】 13画 辛部  区点=7768 16進=6D64 シフトJIS=E784 《音読み》 ヘキ/ヒャク〈b〉/ヘキ/ビャク〈p〉 《訓読み》 きみ/めす/つみ/さける(さく)/よこしま 《意味》 {名}きみ。人々を平伏させておさめる人。君主。また、その位。「辟公ヘキコウ(君主)」「復辟(君主の位に復帰する)」「惟辟作福=コレ辟福ヲ作ス」〔→書経{動}めす。その人の占めている座から横にひっぱる。人を引き抜く。「辟召ヘキショウ」 {名}つみ。からだを横ざきにする刑罰。重い刑。〈類義語〉→劈ヘキ(横裂き)。「大辟タイヘキ(死刑)」「正刑明辟=刑ヲ正シ辟ヲ明ラカニス」〔→礼記ヘキス{動}さける(サク)。横によける。▽避ヒに当てた用法。「辟易ヘキエキ」「辟内難也=内難ヲ辟クルナリ」〔→公羊ヘキス{動}横におし開く。じゃまものを左右におしのける。▽闢ヘキに当てた用法。「辟除ヘキジョ」「辟土墾草=土ヲ辟シ草ヲ墾ル」〔→淮南子ヘキナリ{名・形}よこしま。正しい筋道から横にそれたこと。▽僻・癖ヘキに当てた用法。「辟邪ヘキジャ(よこしま)」 ヘキナリ{形}中心からそれている。ずれている。▽僻・避に当てた用法。「師也辟=師ヤ辟ナリ」〔→論語「辟如タトエバ…ノゴトシ」とは、他の物事をひきあいにだしていうと…のようだの意。〈類義語〉譬如。「辟如登高必自卑=辟ヘバ高キニ登ルニハ、必ズ卑キヨリスルガゴトシ」〔→中庸「辟歴ヘキレキ」とは、ぴりぴりと横に裂けるような、はげしい雷。〈同義語〉霹靂・劈歴。 《解字》 会意。「人+辛(刑罰を加える刃物)+口」で、人の処刑を命じ、平伏させる君主をあらわす。また、人体を刃物で引き裂く刑罰をあらわすとも解せられる。ヘキの音は、平らに横にひらくの意を含む。 《単語家族》 璧ヘキ(平らな玉)壁(平らなかべ)卑ヒ(平ら)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 4380 での単語。