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【不】🔗🔉

【不】 4画 一部 [四年] 区点=4152 16進=4954 シフトJIS=9573 《常用音訓》フ/ブ 《音読み》 フ/ブ/フウ/フツ/ホチ〈fu〉〈b〉 《訓読み》 …ず/しからず/いなや/しからずんば 《名付け》 ず 《意味》 {副}…ず。下のことばを打ち消す否定詞。▽弗フツに当てた用法。「不知=知ラズ」 {感}しからず。否認の意を告げるときのことば。▽否ヒに当てた用法。 {助}いなや。文末に付いて、「そうなのか、違うのか」と聞くときのことば。「視吾舌尚在不=吾ガ舌ヲ視ヨ尚ホ在リヤイナヤ」〔→史記{接続}しからずんば。すでにおきた事実と異なることを仮定するときのことば。もしそうでなければ。「不者若属皆且為所虜=シカラズンバナンヂガ属ミナマサニ虜トスル所ト為ラントス」〔→史記{形}ふっくらとして大きいさま。▽丕ヒに当てた用法。「不顕其光=其ノ光ヲ不顕ニス」〔→詩経〕 《解字》 象形。不は菩フウ・ホ(つぼみ)などの原字で、ふっくらとふくれた花のがくを描いたもの。丕ヒ(ふくれて大きい)・胚ハイ(ふくれた胚芽)・杯(ふくれた形のさかずき)の字の音符となる。不の音を借りて口へんをつけ、否定詞の否ヒがつくられたが、不もまたその音を利用して、拒否する否定詞に転用された。意向や判定を打ち消すのに用いる。また弗フツ(払いのけ拒否する)とも通じる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 60 での単語。