複数辞典一括検索+
【司】🔗⭐🔉
【司】
5画 口部 [四年]
区点=2742 16進=3B4A シフトJIS=8E69
《常用音訓》シ
《音読み》 シ
/ス
〈s
〉
《訓読み》 つかさどる/つかさ
《名付け》 おさむ・かず・つかさ・つとむ・もと・もり
《意味》
{動}つかさどる。役目を担当する。一つの仕事に通じる。▽一事に通じてそれを担当する者を「有司(役人)」と称した。▽訓の「つかさどる」は、「つかさ+とる」から。「司法=法ヲ司ル」「司書」
{名}つかさ。役目を担当する人。役人。▽昔は担当官を「有司」「所司」といい、近代では「司事」「司務」という。〈類義語〉→官。〔→論語〕
{名}役目の名。▽周代の制では、司馬(兵馬を担当)・司徒(教育を担当)・司空(土地・人民のことを担当)などの役を置いた。のち、姓ともなる。「司馬遷」
{名}役所。▽清シン代には布政司(藩司ともいい、税務担当)や按察司アンサツシ(刑法担当)などの役所を置いた。
〔国〕
つかさ。役目の名。▽奈良・平安時代には、国司コクシ・クニツカサを置いた。
「下司ゲス」とは、下役人の意から、転じて、卑しい者の意。
《解字》
会意。「人+口」。上部は、人の字の変形、下部の口は、穴のこと。小さい穴からのぞくことをあらわす。覗シ(のぞく)や伺(うかがう)・祠シ(神意をのぞきうかがう→まつる)の原字。転じて、司察の司(よく一事を見きわめる)の意となった。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→主要書物
→主要人名












漢字源 ページ 710 での【司】単語。