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【憊】🔗🔉

【憊】 16画 心部  区点=5664 16進=5860 シフトJIS=9CDE 《音読み》 ハイ/バイ〈bi〉 《訓読み》 つかれる(つかる) 《意味》 {動・形}つかれる(ツカル)。がっくりとつかれる。つかれ果てて力も尽きたさま。「困憊コンパイ(ひどくつかれる)」「項籍固已憊矣=項籍固ヨリスデニ憊レタリ」〔→蘇轍〕 《解字》 形声。「心+音符備」で、心がそっぽをむいて何もする意欲のないこと。備ビは、音をあらわし、意味に関係はない。 《単語家族》 疲(つかれる)背(そむく)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【憊色】🔗🔉

【憊色】 ハイショク がっくりとつかれたようす。

【憊懣】🔗🔉

【憊懣】 ハイマン つかれて気が晴れ晴れしない。「逍近道辺、憩息慰憊懣=逍道辺ニ近シ、憩息憊懣ヲ慰ム」〔→黄庭堅

【憑】🔗🔉

【憑】 16画 心部  区点=5665 16進=5861 シフトJIS=9CDF 《音読み》 ヒョウ/ビョウ〈png〉 《訓読み》 よる/たのむ/つく 《意味》 {動}よる。よりかかる。たよりにする。「憑欄=欄ニ憑ル」 {動}よる。たのむ。相手をあてにする。その力をたのみにする。〈同義語〉→馮。「憑付ヒョウフ(たのむ)」「憑君伝語報平安=君ニ憑リ伝語シテ平安ヲ報ゼン」〔→岑参{名}たよりにする。証拠。あかし。「憑拠ヒョウキョ」「文憑ブンヒョウ(証明書)」 {動}がむしゃらにぶつかる。▽馮ヒョウに当てた用法。「憑河ヒョウガ」 〔国〕つく。亡霊や魔性がのりうつる。「狐キツネが憑く」 《解字》 会意兼形声。馮ヒョウ・フウは、「馬+音符冫ヒョウ(こおり)」の会意兼形声文字。冫(にすい)は、氷の原字で、ぱんとぶつかり割れるこおり。馬が物を割るような勢いでぱんとぶつかること。憑は「心+音符馮」で、AにBをぱんとぶっつけて、あわせること。ぴたりとあわせる意からくっつける意となり、AとBとあわせてぴたりと符合させる証拠の意となった。 《単語家族》 氷馮(ぱんとぶっつける)などと同系。 《類義》 依イは、何かをあてにしてその陰に隠れる。寄は、そちらに傾いてよりかかる。拠キョは、場所を占めてよりどころにする。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 1658