【昏昏】 コンコン くらいさま。道理にくらく、愚かなさま。「俗人昭昭、我独昏昏＝俗人ハ昭昭タルモ、我ハ独リ昏昏タリ」〔→老子〕〔俗〕ぐっすり眠りこんでいるさま。〔俗〕酔いつぶれているさま。

【昏定晨省】 コンテイシンセイ〈故事〉夕方（＝昏）には、親の寝床をととのえ、朝（＝晨）には、親のきげんをうかがう。親に孝行をつくすことをいう。「定省」とも。〔→礼記〕

【昏姻】 コンイン ＝婚姻。夫婦の縁組をすること。

【昏虐】 コンギャク 愚かでむごいこと。

【昏昼】 コンチュウ 夜と昼。

【昏昧】 コンマイ くらくて見えない。愚か。正しくない。

【昏迷】 コンメイ →「混迷」

【昏時】 コンジ くらい時。夜のこと。

【昏弱】 コンジャク 愚かで弱い。愚かで年少な者。

【昏耄】 コンボウ 年をとって頭がぼける。老いぼれる。また、その人。

【昏黄】 コンコウ たそがれ。

【昏黒】 コンコク 日が暮れてくらくなること。夕やみ。「秋天漠漠向昏黒＝秋天漠漠トシテ昏黒ニ向カフ」〔→杜甫〕

【昏晨】 コンシン 夕方と明け方。夜と朝。『昏曙コンショ』

【昏暁】 コンギョウ 夕暮れと夜明け。朝夕。愚かなことと、賢いこと。

【昏絶】 コンゼツ めまいがして倒れる。『昏倒コントウ』

【昏惑】 コンワク 道理がわからずにとまどう。

【昏睡】 コンスイ 正体なく眠る。「昏睡状態」

【昏媾】 コンコウ ＝婚媾。夫婦の約束。縁組。また、結婚によってつくられた家と家との間がら。

【昏暮】 コンボ 日暮れ。夕暮れ。〔→孟子〕

【昏蒙】 コンモウ まっくら。暗黒。愚かなこと。

【昏暴】 コンボウ 道理がわからず乱暴なこと。また、そのような者。