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【春暁】🔗🔉

【春暁】 シュンギョウ 春のあけぼの。春の夜明け。

【春卿】🔗🔉

【春卿】 シュンケイ 南朝梁リョウ代、太常・宗正・司農の三卿(長官)のこと。唐代以後、礼部尚書(礼部の長官)のこと。

【春遊】🔗🔉

【春遊】 シュンユウ =春游。春に郊外などに出かけること。天子が、春に国内を巡遊すること。

【春陽】🔗🔉

【春陽】 シュンヨウ 春の日ざし。うららかな春。

【春煙】🔗🔉

【春煙】 シュンエン 春のかすみ・もや。『春烟シュンエン』

【春暉】🔗🔉

【春暉】 シュンキ のどかな春の光。暖かい父母の恵みのたとえ。〔→孟郊

【春愁】🔗🔉

【春愁】 シュンシュウ なんとなくわびしい、春の日のものうさ。

【春殿】🔗🔉

【春殿】 シュンデン 全盛をきわめている宮殿。「宮女如花満春殿=宮女花ノ如ク春殿ニ満ツ」〔→李白

【春夢】🔗🔉

【春夢】 シュンム 春の夜の夢。人生のはかないことのたとえ。

【春雷】🔗🔉

【春雷】 シュンライ 春に鳴る雷。

【春漏】🔗🔉

【春漏】 シュンロウ 春の時刻。▽「漏」は、漏刻で、水時計のこと。「須愁春漏短=スベカラク春漏ノ短キヲ愁フベシ」〔→韋荘

【春影】🔗🔉

【春影】 シュンエイ 春の日かげ。春の日の光。

【春潮】🔗🔉

【春潮】 シュンチョウ 春の日に差してくる潮。

【春盤】🔗🔉

【春盤】 シュンバン 唐代、立春の日を祝って各家でつくった、もちと生野菜の料理。「里社春盤巧欲争=里社ノ春盤巧ミヲ争ハント欲ス」〔→元好問

【春秋】🔗🔉

【春秋】 シュンジュウ〈書物〉『春秋経』ともいう。一一巻(または一二巻)。春秋時代、孔子あるいはその教示を受けた魯ロの国の史官が編んだ編年体の歴史書。前722年から前481年の二四二年間の事実を、魯を中心としてのべている。孔子がその書き方にかなり手を加えて正邪の判断をにおわせたものと思われる(このような書き方を「春秋の筆法」という)。本書は事件のあらましを記したにすぎないので、それを解説する三つの伝(左氏サシ伝・公羊クヨウ伝・穀梁コクリョウ伝)が作られた。五経の一つ。

【春秋公羊伝】🔗🔉

【春秋公羊伝】 シュンジュウクヨウデン〈書物〉一一巻(経伝あわせて一二巻)。孔子が編集したといわれる春秋時代の編年史『春秋』に対して、子夏の門人、戦国時代、斉セイの公羊高クヨウコウが、おもにその用語と筆法とについて解説した「伝」をつけたもの。『春秋』の経文の書き方には、ある種の主張や正邪の判定が暗示されていたのであろうと考えられていたので、『左氏伝』が史実の補足につとめたのに対し、『公羊伝』はむしろ孔子の微言大義(はっきりとあらわされていない根本理念)を文句の使い方から説明しようとした。とくに清シン末には、孔子の、権力をもたぬ素王(領地のない王)としての立場から、世なおし(改制)の希望を将来に託した書であるとされて、変革運動のにない手たちにもてはやされた。十三経の一つ。

漢字源 ページ 2058