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【柴】🔗🔉

【柴】 9画 木部  区点=2838 16進=3C46 シフトJIS=8EC4 《音読み》 サイ/ゼ〈chi〉 《訓読み》 しば 《意味》 {名}しば。雑木・枝木を切って、ふぞろいにたばねたもの。〈類義語〉→薪シン。「茅柴ボウサイ(しばのかわりに燃やすかや)」「柴薪サイシン(たきぎ)」「柴扉サイヒ(しばの折り戸)」 {形}しばや、草でつくったように粗末である。「柴車サイシャ(粗末な乗用の車)」 サイス{動・名}しばを燃やしてその煙を空にのぼらせ、天帝をまつる。また、その祭り。「柴於上帝=上帝ニ柴ス」〔→礼記〕 《解字》 会意兼形声。此シは「止(あし)+比(ならべる)の略体」の会意文字で、足がそろわずくい違うことを示す。柴は「木+音符此」で、ふぞろいに束ねた枝のこと。 《単語家族》 雌シ(羽をくい違わすめす鳥)貲シ(ふぞろいに集めた頭金)疵シ(ぎざぎざとしたきず)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

【柴折戸】🔗🔉

【柴折戸】 シオリド〔国〕しばや竹をたばねて作った簡単な戸。〈同義語〉枝折戸。

【柴門】🔗🔉

【柴門】 サイモン 小枝を編んでつくった門。粗末な家。「柴門雖得去、未忍即開口=柴門去ルヲ得ト雖モ、イマダ即チ口ヲ開クニ忍ビズ」〔→杜甫門を閉じて、外部と交際しないこと。〈類義語〉杜門トモン。

【柴荊】🔗🔉

【柴荊】 サイケイ しばと、いばら。また、雑木。粗末な家。あばらや。「徐歩出柴荊=徐歩シテ柴荊ヲ出ヅ」〔→白居易

【柴望】🔗🔉

【柴望】 サイボウ しばをたいて天をまつること(=柴)と山川を望み、その神をまつること(=望)。〔→書経

【柴野栗山】🔗🔉

【柴野栗山】 シバノリツザン〔日〕〈人名〉1736〜1807 江戸時代中期の儒学者。名は邦彦クニヒコ、栗山は号。讚岐サヌキ(香川県)高松の人。昌平黌ショウヘイコウで朱子学を講じた。尾藤ビトウ二州・古賀精里とともに、寛政の三博士といわれた。『栗山堂文集』がある。

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