複数辞典一括検索+

【梓】🔗🔉

【梓】 11画 木部 [人名漢字] 区点=1620 16進=3034 シフトJIS=88B2 《音読み》 シ〈z〉 《訓読み》 あずさ(あづさ) 《名付け》 あずさ 《意味》 {名}あずさ(アヅサ)。木の名。のうぜんかずら科の落葉高木。細工に適し、建築木工の材料として重宝される。きささげ。「梓匠シショウ(大工、建具師)」 {名}版木。また、それで印刷すること。▽昔の書物は梓アズサの木板に字を刻して印刷した。「上梓=梓ニ上ス」「梓行シコウ(出版)」 《解字》 会意兼形声。辛シンは、鋭い刃物の象形で、切る意をあらわす。梓は「木+音符辛」で、刃物で切ったり刻んだりするのに適した木。→辛 《単語家族》 薪シン(切った木)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【梓人】🔗🔉

【梓人】 シジン 周代の官名。工作のことをつかさどった。〔→周礼大工や建具師。

【梓匠輪輿】🔗🔉

【梓匠輪輿】 シショウリンヨ 大工のこと。▽梓人は建具師、匠人は木工職人、輪人は車輪をつくる職人、輿人は車台をつくる職人。〔→孟子

【梓里】🔗🔉

【梓里】 シリ ふるさと。▽親が子孫のために植えた梓アズサのある所の意。

【梓宮】🔗🔉

【梓宮】 シキュウ 天子のひつぎ。▽梓アズサでつくったことから。天子の墓。

【梔】🔗🔉

【梔】 11画 木部  区点=5973 16進=5B69 シフトJIS=9E89 《音読み》 シ〈zh〉 《訓読み》 くちなし 《意味》 {名}くちなし。木の名。あかね科の常緑低木。夏、白い花を開く。実は黄赤色で、黄色の染料・薬用となる。「梔子シシ」 《解字》 会意兼形声。「木+音符巵シ(水をつぐ器)」。くちなしの実が、水をつぐ器に似ていることから。 《熟語》 →熟語 →故事成語

【梔蝋】🔗🔉

【梔蝋】 シロウ〈故事〉表面はよくても内容の悪いたとえ。むちを売る商人が、梔クチナシの枝にろうをぬり、つやのあるむちだといって金持ちの子に売りつけた話から。〔→柳宗元

漢字源 ページ 2254