【横放】 オウホウ かって気ままにふるまう。また、そのさま。「子弟横放、百姓患之＝子弟横放シ、百姓コレヲ患フ」〔→三国志〕

【横逆】 オウギャク 乱暴で道理にあわないこと。「其待我以横逆＝ソノ我ヲ待ツニ横逆ヲモッテス」〔→孟子〕

【横政】 オウセイ むちゃなことをする政治。暴政。〔→孟子〕

【横柄】 オウヘイ〔国〕えらそうな態度で無礼であるさま。

【横恣】 オウシ 行いなどがかって気ままであるさま。『横肆オウシ』

【横被】 オウヒ 広く行き渡る。道理に合わない害を受けること。〔仏〕僧が法衣に袈裟ケサを着るとき、右肩にかける長方形の布。

【横流】 オウリュウ 水・涙などがとめどなくあふれ出る。「洪水横流、氾濫於天下＝洪水ハ横流シテ、天下ニ氾濫ス」〔→孟子〕ヨコナガシ〔国〕統制品などを正規のルートによらず売ること。

【横逸】 オウイツ 勝手にふるまうこと。『横佚オウイツ』

【横斜】 オウシャ ななめに横たわる。

【横笛】 オウテキ・オウジャク たてぶえに対して、横にして吹く笛。よこぶえ。「離情被横笛、吹過乱山東＝離情横笛ニ被リテ、吹キテ過グ乱山ノ東」〔→王安石〕

【横渠学派】 オウキョガクハ 北宋ホクソウの張載の学派。門下に呂大鈞リョタイキン・呂大臨らがいた。▽張載は号を横渠といったことから。

【横絶】 オウゼツ 湖や山などを横切って向こう側にいく。「横絶四海＝四海ヲ横絶ス」〔→史記〕

【横着】 オウチャク〔国〕ずうずうしくてずるいこと。なまけること。『横著オウチャク』

【横道】 オウドウ 道に横たわる。道路に立ちふさがる。ヨコミチ〔国〕おもな道からわかれた道。わき道。中心になる筋からはずれた話・議論。人としての行いからはずれた事がら。