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【樋】🔗🔉

【樋】 14画 木部  区点=4085 16進=4875 シフトJIS=94F3 《音読み》 ツウ/トウ 《訓読み》 ひ 《意味》 {名}木の名。 〔国〕ひ。木や竹でつくったとい。かけひ。 《解字》 会意兼形声。「木+音符通トウ(つきぬける)」。

【樊】🔗🔉

【樊】 15画 木部  区点=6072 16進=5C68 シフトJIS=9EE6 《音読み》 ハン/ボン〈fn〉 《訓読み》 かご/まがき 《意味》 {名}かご。細い枝をそらせ、からませてあんだ鳥かご。「樊籠ハンロウ」 {名}まがき。木の枝をそらせ、からませてあんだいけがき。「樊籬ハンリ」「営営青蠅、止于樊=営営タル青蠅ハ、樊ニ止マル」〔→詩経「樊然ハンゼン」とは、からみあったさま。 《解字》 会意。上部は「林+交差のしるし」からなり、枝を×型にからみあわせることを示す。樊はそれと左右の手をそらせたさまを合わせた字で、枝を(型や)型にそらせてからませること。 《単語家族》 攀ハン(体をそらせる)反(そりかえる)と同系。 《熟語》 →熟語 →主要書物 →主要人名

【樊籠】🔗🔉

【樊籠】 ハンロウ 鳥かご。官職など、人をしばるもののたとえ。「久在樊籠裏、復得返自然=久シク樊籠ノ裏ニ在リ、マタ自然ニ返ルヲ得タリ」〔→陶潜獄。ろうや。

【樊籬】🔗🔉

【樊籬】 ハンリ 木の枝をあんだかきね。まがき。学問・文芸などのはじめの段階のたとえ。

【樊川文集】🔗🔉

【樊川文集】 ハンセンブンシュウ〈書物〉二〇巻、別集一巻、外集一巻。唐の杜牧トボク(803〜52)の詩文集。成立年代不詳。杜牧の死後に、甥の裴延翰ハイエンカンがかれの詩文を集めて編んだもの。別集・外集はさらに後の人が編集した。樊川は杜牧の号で、かれの別荘があったところ。杜牧は、李商隠リショウインらと並ぶ晩唐の詩の大家である。豪快華麗な詩を多くのこしており、「江南の春」「山行」「清明」などの詩は、日本でもひろく愛唱されてきたものである。

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