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【沈約】🔗🔉

【沈約】 シンヤク〈人名〉441〜513 南北朝時代、梁リョウの学者。武康(浙江セッコウ省徳清県)の人。字アザナは休文。博学で、『宋書ソウジョ』『梁武紀』などを編集。著に音韻学の研究書『四声譜』がある。また、詩文にも巧みであった。→「沈腰シンヨウ」

【沌】🔗🔉

【沌】 7画 水部  区点=3857 16進=4659 シフトJIS=93D7 《音読み》 トン/ドン〈dn〉 《意味》 「混沌コントン」とは、万物が形をなさず、もやもやとしたさま。宇宙・万物のはじめの状態をいう。 「沌沌トントン」とは、水がぐるぐるめぐって、とどこおるさま。また、どんよりとにごったさま。「我愚人之心也哉、沌沌兮=我ハ愚人ノ心ナルカナ、沌沌タリ」〔→老子〕 《解字》 会意兼形声。「水+音符屯トン(ずっしり)」。 《熟語》 →下付・中付語

【沛】🔗🔉

【沛】 7画 水部  区点=6179 16進=5D6F シフトJIS=9F8F 《音読み》 ハイ〈pi〉 《意味》 {名}一面に水草の広がったぬま地。〈類義語〉→沢。「沛沢多而禽獣至=沛沢多クシテ禽獣至ル」〔→孟子{形}ぱっとふき出て広がるさま。勢いよく広がるさま。「沛然下雨=沛然トシテ雨下ル」〔→孟子{動}つまずきたおれる。 {名}地名。今の江蘇コウソ省沛県。漢の高祖の故郷。 《解字》 会意兼形声。市ハイは市シではなくて、「屮(草のめ)+ハ印(開く)」の会意文字で、草がぱっと一面に広がって生えること。沛はで、水草が広がる、水が一面に広がるなどの意。 《単語家族》 肺ハイ(ぱっと息を吹き広げるはい)などと同系。また発(ぱっと開く)や撥ハツ(はねる)もこれと縁が近い。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

漢字源 ページ 2467