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【洒】🔗🔉

【洒】 9画 水部  区点=6215 16進=5E2F シフトJIS=9FAD 《音読み》 サイ/セ〈shi〉/セイ/サイ〈x〉/シャ/サ〈s〉 《訓読み》 あらう(あらふ)/そそぐ 《意味》 {動}あらう(アラフ)。さらさらと水を流してあらう。水をまいてそうじする。〈同義語〉→洗サイ→灑サイ。「洒掃サイソウ」 {動}そそぐ。水をさらさらとかけて清める。また、恥をそそぐ。〈同義語〉→洗。「願比死者壱洒之=願ハクハ死者ノタメニヒトタビコレヲ洒ガン」〔→孟子{形}さばけているさま。さっぱりしてこだわらないさま。〈同義語〉→灑シャ。「洒脱シャダツ」 《解字》 会意兼形声。西は、めのあらいざるを描いた象形文字。栖(ざるのような鳥のす)の原字。ざるのめの間から細かく水が分散して出ていく。洒は「水+音符西」で、さらさらと分散して水を流すこと。→西 《単語家族》 西(陽気の分散して去る方角→にし)細(こまかく分散する)四(分散する数)洗などと同系。 《類義》 →濯 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【洒心】🔗🔉

【洒心】 サイシン・ココロヲアラウ 心をあらい清める。「洒心去欲=心ヲ洒ヒ欲ヲ去ル」〔→荘子

【洒掃】🔗🔉

【洒掃】 サイソウ 水をまき、ほうきではく。「洒掃廷内=廷内ヲ洒掃ス」〔→詩経〕「洒掃応対」〔→論語

【洒脱】🔗🔉

【洒脱】 シャダツ さっぱりして、俗気のないこと。

【洒然】🔗🔉

【洒然】 セイゼン ぞっとするさま。また、ひやひやして慎むさま。〈類義語〉悽然。〔→荘子サイゼン 水がさらさらとそそぐさま。シャゼン 心がさっぱりしてわだかまりのないさま。

漢字源 ページ 2514