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【漸入佳境】🔗🔉

【漸入佳境】 ヨウヤクカキョウニイル〈故事〉次第によい所にはいっていく。▽ある晋シンの画家が甘蔗カンショ(さとうきび)を食うとき、末の方から、あまい根元の方へ食い進むので、人がそのわけをたずねたときに答えたことば。〔→晋書転じて、物事が次第におもしろくなること。

【漸染】🔗🔉

【漸染】 ゼンセン だんだんそまる。次第に感化される。

【漸進】🔗🔉

【漸進】 ゼンシン だんだんに進む。〈対語〉急進。

【漸漬】🔗🔉

【漸漬】 ゼンシ 次第に水がしみこむ。だんだんにそうなっていく。「民、漸漬悪俗=民、悪俗ニ漸漬ス」〔→漢書

【漸漸】🔗🔉

【漸漸】 ゼンゼン 次第に。おもむろに。麦がじわじわとのびるさま。麦の穂の出そろったさま。「麦秀漸漸兮、禾黍油油=麦秀漸漸タリ、禾黍油油タリ」〔→史記山の岩石の高くけわしいさま。▽嶄ザンに当てた用法。

【漸摩】🔗🔉

【漸摩】 ゼンマ 水にひたしたり、砥石トイシでみがいたりするように、次第に善良になっていくこと。

【漕】🔗🔉

【漕】 14画 水部  区点=3370 16進=4166 シフトJIS=9186 《音読み》 ソウ(サウ)/ゾウ(ザウ)〈co〉 《訓読み》 こぐ 《意味》 {動}こぐ。数人が力をあわせて舟をこぐ。「漕艇ソウテイ(ボートをこぐ)」 {動}舟で物を運ぶ。▽去声に読む。今は平声。「漕米ソウマイ」 《解字》 会意兼形声。曹ソウは「東(ふくろ)二つ+曰」の会意文字で、東印二つで物を並べたことを示す。曹偶(何人もの仲間)のこと。たくさん仲間のいる属吏の意。漕は「水+音符曹」で、何人かがいっしょに舟をこぐことで、複数の物をよせ集めた意を含む。→曹 《単語家族》 遭ソウ(何人かが出あう)糟ソウ(よせ集めのかす)草(何本も集まったくさ)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 2648