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【潜志】🔗🔉

【潜志】 センシ 心を集中して研究すること。

【潜邸】🔗🔉

【潜邸】 センテイ 将来天子となるべき人の屋敷。皇太子の屋敷のこと。

【潜匿】🔗🔉

【潜匿】 セントク かくれて表面にあらわれない。かくして表面にあらわさない。

【潜竜】🔗🔉

【潜竜】 センリョウ〈故事〉水中にひそんでいて天に上らない竜。即位前の天子や、世に知られない英雄・豪傑・有徳者のたとえ。〔→易経

【潜竜勿用】🔗🔉

【潜竜勿用】 センリョウモチイルコトナカレ〈故事〉水中にひそんでいる竜はじっとしているほうがよい。大人物であっても機会に恵まれないときは、世に知られないからとて、あせってはならないということ。〔→易経

【潜逸】🔗🔉

【潜逸】 センイツ 才能がありながら世の中からのがれてかくれている。『潜晦センカイ・潜虚センキョ』

【潜蛟】🔗🔉

【潜蛟】 センコウ 水中にかくれているみずち。▽みずちはへびに似た、想像上の動物。「舞幽壑之潜蛟=幽壑ノ潜蛟ヲ舞ハシム」〔→蘇軾

【潜隠】🔗🔉

【潜隠】 センイン ひそみかくれる。才能がありながら官に仕えないで隠遁イントンする。『潜翳センエイ』

【潜精】🔗🔉

【潜精】 センセイ 精神をひそめこらす。物事に没頭すること。「潜精研思、欲就其業=潜精研思シテ、ソノ業ニ就カンコトヲ欲ス」〔→後漢書

【潜蔵】🔗🔉

【潜蔵】 センゾウ ひそみかくれる。「潜竜勿用、陽気潜蔵=潜竜用ル勿カレトハ、陽気潜蔵スルナリ」〔→易経才能がありながら、世の中からかくれている。

【潜竄】🔗🔉

【潜竄】 センザン もぐりこむ。ゆくえを知られないようにする。

【潜鱗】🔗🔉

【潜鱗】 センリン 水中深くひそんでいる魚。

【潜夫論】🔗🔉

【潜夫論】 センプロン〈書物〉一〇巻。後漢の王符オウフの著。桓帝カンテイ(在位147〜67)のころに成立。著者が、当時の政界の腐敗に憤慨して、政治のなすべき根本を論じた書。自己の名のあらわれるのを嫌って、『潜夫論』と称した。その論旨は、商業の発展による社会秩序の変化が、生活水準の向上によるぜいたくな風潮とあいまって、社会全体の破綻をもたらし、特に農業が没落して浮浪の徒が横行している。しかるに、当局者は賢者を採用して道徳による社会の再建を図ろうともせずに、一身の名利を追求するだけで、無用の空論をもてあそんでいる、と弾劾するものである。一般に、王符の論は、時世の弊害を論ずるに急で、思想家としては王充の透徹さにはるかに及ばないといわれるが、後漢の社会相を如実に描写している点では極めて貴重な記録といえよう。

漢字源 ページ 2665